以前、橋下徹氏が〝大阪都構想〟をぶち上げたことで、逆に 「じゃ、なんで東京が〝都〟なんだ?」 と不思議に思った方も少なくなかったでしょう。
まぁそれはともかくとして、現在東京都中心部が
23の行政特別区
で構成されていることは皆さんもご存じのはずですが・・・以前は35区あったんです。
これを合併・統合して現在の状況に整理したのが、今からちょうど70年前の今日でした。
※但し厳密に言うと、この時は22区。 最後に私の住んでいる練馬区が板橋区から分離・独立(?)して23区になったのは、4ヶ月半後の8月1日。
〝江戸〟が東京に変わったのは、1868(明治元)年に発せられた 『江戸ヲ称シテ東京ト為スノ詔書』 が発せられてから。
その後明治天皇が東京に行幸され江戸城が皇居となり、明治政府も京都から移されて、東京が事実上の首都に。
そして改称と共に1871(明治4)年に東京府庁が開庁。
1878(明治11)年に府下を区と郡に分けて中心部を15の区とし、1889(明治22)年にはその15区で構成される東京市が誕生。
1932(昭和7)年には近隣82町村を編入し、35区に。(↓)
そして1943(昭和18)年に首都の行政機能強化を目的として東京府と東京市を統合して東京都が誕生。
それが1947(昭和22)年3月15日に再編された、というわけ。
この統合の際に現在の区名がつけられたわけですが、よぅく地図を見るといろいろ面白いことが分かります。
例えば、在都庁のある旧四谷・牛込・淀橋各区が統合された 『新宿区』 は、35区時代には存在しない区名。
ではなぜその区名になったかというと、新宿駅や新宿御苑が全国的に有名であり普遍的だったからだそうな。
小石川区と本郷区が合併した文京区は、区名を公募により決定。
東京大学を始めとする教育機関や出版関連の会社が多いことから〝文の京(みやこ)〟という済み合いだそうな。
深川区と城東区が合併した 『江東区』 は、〝江〟が深川の意味で、城東の東とくっつけたもの。
『千代田区』 は、江戸城の別名が千代田城であったことと、千代田とは千年(長いこと)栄える田地というお目出度い意味が含まれることから。、
中には、『大田区』 のように、旧大森と蒲田両区から1文字ずつ取っただけ、というシンプルな区名もありますが。
これ以外の23区内にお住まいの方は、区名の由来を調べてみてください。
えっ、お前の住んでる練馬区はどうなんだって?
実は諸説あってはっきりしていないんですワ。
※その練馬区に関する過去記事は、こちら。(↓)
http://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10879016785.html