傍 線 | ナベちゃんの徒然草

ナベちゃんの徒然草

還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

ここ数年来、私は(特にあてもなく本屋サーフィンすることはありますが) 欲しい本があればネット注文で手に入れています。

そして基本的には新刊本を購入しますが、時々絶版になっていて仕方なく中古本に手を出すことも・・・。

その中古本も何冊か出品されていると、下は1円から上は定価の何倍もの高値までピンキリ。

皆さんは、そういう場合どういう基準で選ぶでしょうか?

私は基本的に低価格を最優先にしますが、同時に

「経年感があります。小口にヨゴレとヤケがあります。 カバーにスレとヤケとヨゴレと小キズと若干のヨレがあります。  中身はヤケがありますが概ね良好。」

などという〝コンディション〟も参考にします。

特に、「中に書き込みがある」本は、パス。

それがあると中古本だってことをイヤでも認識させられるから。

さて先日ある中古本を購入して読みだしたら、傍線が引いてあったのです。

鉛筆で薄く引いてあったから業者は気付かなかったのかもしれませんが、

(傍線があるなんて、コンディションに書いてなかったのに・・・)

と、何だか損した気分。

それでも気を取り直して読み続けると、更に何ヶ所かの傍線が。


         

ところが、そこで気付いたんです。

この傍線が、私がサラッと読み過ごす部分にばかり引いてあることに。

(一体、前の持ち主はどの部分に興味を引かれたんだろう?)

と逆に気になってしまい、傍線部分の前後を読み直してしまいました。

その結果なんとなく傍線を引いた読者の意図は汲み取れたというか、新刊本を読んでいたら気づかなかった別の視点を得ることが出来たのです。

(なるほど、こういう中古本の読み方も悪くないナ
。)

と思った次第。 

新刊本より安く手に入って、より多面的な読み方が出来るなら、これからはコンデションに 「傍線あり」 という中古本を優先して買ってみるのも面白いかも。

もっとも、やたらに傍線が多いのも困りものですが・・・。うー



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