正 史 | ナベちゃんの徒然草

ナベちゃんの徒然草

還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

今日は、この連休中に是非お読みいただきたい書籍のご紹介です。

皆さんは、フーヴァー・ダムってお聞きになったことがありますょネ?

1936年にアリゾナとネバダの州境のコロラド川に竣工したダムで、私は
15年程前ラスベガスに行った時に仲間とクルマを飛ばして見物に行ったことがあるのですが・・・この名前の由来になっているのが、アメリカ第31代大統領の

 ハーバート・クラーク・フーヴァー (1874-1964)
      Herbert Clark Hoover


        

ダムの名前以外にはあまり日本人には馴染みのない大統領ですが、それも無理からぬこと。

なぜなら彼が就任したのは1929年3月であり、その約半年後に起きた世界恐慌に対してうまく対処できず支持率が急落。

あのアル・カポネ逮捕に積極的だったものの、2期目の選挙ではF・ルーズベルトに大敗しているから。

しかし彼は大統領就任前後にも閣僚として国政に携わり、1962年のキューバ危機の際にはケネディ大統領の状況説明会にも参加。

また選挙で敗れた相手のF・ルーズベルトをして 「彼の下なら喜んで働いた」 と言わしめた程、政治的手腕・人格ともに優れた人物であり、もし世界恐慌がなければ高い評価を受けたはず。

苦学の末に鉱山技師・経営者として成功し、かつ優れた歴史家でもあった彼が亡くなる直前に完成させたのが、自らの回顧録 『裏切られた自由』 (Freedom Betrayed )。

通常大統領の回顧録はすぐに出版されるものですが、これが刊行されたのは彼の死後なんと47年も経ってからのこと。

長らく出版されなかった理由は、内容がアメリカ批判・・・特に後任で自分を高く評価してくれていたF・ルーズベルト大統領の失政を厳しく批判し、彼を〝狂人〟とまでこき下ろしているから。

※人種差別主義者だったF・ルーズベルトに関する過去記事は、こちら。
    http://ameblo.jp/warmheart2003/entry-11134428327.html

957ページに及ぶこの大書は未だ邦訳されていないそうですが、同書からルーズベルトが政治家失格であるとする根拠・論点を19に絞り、3人の論客が議論を加える形で出版されたのが、今日皆さんにお勧めする

 『日米戦争を起こしたのは誰か』
       (藤村厳喜・稲村公望・茂木弘道 著  致知出版社・刊)

        


同書の中には、

「(1941年7月の経済制裁は)日本に対する宣戦布告なき戦争だった。」

 誇りある国なら、とても忍耐できるものではない。」


「日米戦争は、戦争をしたい〝狂人〟の欲望から始まった。」

というフーヴァーの言葉があり、その発言を受けたマッカーサーが

「ルーズベルトは近衛 (文麿首相) と和平を達成できたはず。
 そうすれば太平洋と中国・満州の自由を確保するというアメリカの目標をすべて獲得できたはずだ。」

と返しています。 またマッカーサーは、戦後の公聴会でも

「日本には絹産業以外、固有の天然資源は殆ど何もない。
  (中 略)
もしこれら原材料の供給を断ち切られたら、1,000万から1,200万人の失業者が発生するであろうことを日本人は恐れていた。


従って彼らは戦争に飛び込んでいった動機は、大部分が安全保障の必要に迫られてのことだった。」

と証言・・・つまりアメリカの元最高権力者と占領軍の最高司令長官が、

『大東亜戦争は侵略戦争ではなく自衛のための止むを得ない開戦だった』

ことを認めているのです。

これは明らかに(極東軍事裁判で日本を一方的な戦争犯罪者に仕立て上げた)アメリカの公式見解と違いますから、同国にとって〝不都合な真実〟満載のフーヴァー回顧録が長らく出版差し止めだったことも頷けます。

しかしこれらの証言を我が国の(左翼)メディアは一切報じず、また日教組は自虐教育を現在に至るまで続行中。

私たちの子々孫々が母国を愛し彼らに日本人に生まれたことを誇りに思わせるためにも、自虐史観を捨てさせ正しい歴史観を教えなければなりません。

内容は決して難しくなく、また字も大きめで読みやすい本ですので、親御さんには是非ご一読いただき次世代を担う子供達に〝正史〟を語り継いでもらいたいと思います。扇子


            
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