国民食 | ナベちゃんの徒然草

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還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

私の周囲で、これがキライっていう方は皆無。


殆どの日本人が大好きな国民食・・・といえは、やはりカレーでしょうか? 今日・1月22日は、その


 カレーの日


なのだそうです。


その昔、全国学校栄養士会が全国で子供達の好きなメニューの調査をした結果がカレーライスだったことと、そして全国どこでも材料が手に入りやすく調理しやすいことも決め手となり、1982(昭和57)年1月22日を〝カレーの統一献立日〟としたことが由来だそうな。


もっともこのカレー給食の日・当日は既に献立が決まっていて変更できなかった学校も多く、実施できたのは全体の約2割だったとか。あせあせ


過去拙ブログではカレーに関して何度か記事ににしてきましたが、今日はこんな素朴な疑問を取り上げてみます。

【カレーライスとライスカレーは、どう違うの?】


私はてっきり関東と関西の違いかと思ったんですが、これは不正解。

ライスの上にカレールーがかけてあるのがライスカレーで、別容器にカレールーを入れて出されるのがカレーライス・・・なのだとか。


大抵のご家庭では前者のスタイルで召し上がっていると思いますが、皆さんはちゃんとライスカレーって言ってますか?

ちなみに私自身は、今までどんな盛り付けであっても〝カレーライス〟で統一していましたが。

ちょっと話が横道に逸れますが、レストランなどでライスと別にルーが出される時によく用いられるアラジンのランプみたいなこの容器・・・なんという名前か、ご存知ですか?

     


これ、カレーポットと呼ぶのだそうですが、元々はソースボート(グレービーボート)と呼ばれるもので、ローストビーフのグレービーソースなど各種ソースの入れ物。

イギリスで使われていたこの容器をカレーに転用したので、カレーの本場インド料理店では使われないそうな。

でも確かにこのポットで出されると、庶民の味方であるカレーも高級感が出ますょネ。


さて、話を本題に戻しましょう。

盛り付け方で呼び方が違うと申し上げましたが、実際にはそれ程厳密に使い分けられてはいません。

むしろカレーの歴史を振り返ってみると、日本にカレーが紹介され国民に浸透し始めた頃は等しくライスカレーと言われており、戦後の高度成長期以降は一般的にカレーライスと呼ばれるようになったのだそうな。

ならば、私がライスカレーという呼び方に馴染みがないことも納得できます。

またライスカレーの名付け親が、「少年よ、大志を抱け」で有名なクラーク博士だという説も。


札幌農学校時代、日本人青年の体格があまりにも貧弱だったことを憂慮した博士が、何とか肉食を勧めるべく

「生徒は米飯を食すべからず。 但し〝らいすかれい〟はこの限りにあらず。」

と規則に書き加えたことが起源だというのです。

しかし残念ながら、彼の来日する以前の1874(明治6)年には、既に陸軍の食堂のメニューにライスカレーいう記載があるので、これはどうやら間違い。


結局ライスカレーとカレーライスには、さほど明確な違いはないみたいですネ。あせあせ オイオイ

まぁ私としては、激辛で美味しければどっちでもいいんですが・・・。



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