前回書いたネタバレ無しの感想
今回はややネタバレありの感想を・・主に後半部分かな
まあ匂わせ程度なので、知ったところでダメージは少な目だとは思います
絶対に事前情報少ない方が作品を楽しめるのは間違い無いので、観る予定でまだ観てない人はこの先読まない方が良いかもしれません
ただ、観てみようか悩んでる人には観に行く背中を押す事になるかもしれません
と言うのは前回書いた通り、私はSEEDシリーズに若干の苦い思いがあって、わざわざ劇場まで行かなくても良いかな?と思っていました
それが、結果的に大満足
もし、同じ感覚を持って躊躇してる人がいるならば、観る気になるかもしれません
だいぶ警告してますが、直接的な内容は今回は書いて無いと思います^^
まず、旧作のどこに引っ掛かってたかを挙げると、後半のキラとラクスが全てを悟ったような人間味の無い人格になっちゃった事
元々ラクスは、1作目の後半からキャラが突然変わりその兆候があったのですが、続編の後半はさらに悪化・・
私はリアルでも人畜無害そうな人より、ちょっと毒気のある人の方が信用したくなっちゃうんですが、キャラ描写や物語の評価も同じ傾向があるんですよね
これは私と言う人間が歪んでるかもしれないんですが、全てを達観した間違いの無い善人みたいなものにリアリティを感じられないんです
そしてその人格で、一方的に主人公のはずのシン達を力でボコボコにして自分達の嫌だ!という感情で否定しているように感じられたんですよね
ある意味、自分達が間違ったものは徹底的に否定する、正義の怖さを表現出来てるのかな?
それが今回キラとラクスが苦しんで、悩んでだいぶ人間ぽい感じになっており、さらに今まで否定して力でぶっ潰したものにやり返されます
私が不満に思ってた違和感に、劇中でキラ達が報いを受けた形になってたんですよね
別に辛い目に遭って気味が良いとかでは無くて、自分のやった事の結果がどうなるか?という事に向き合わさざるを得ない状況になった事で、自分の振りかざした正義というものが正しかったのか?という苦しみをガッツリ描写されます
まあ見ててしんどいくらいに
TV版でも描いているとは思いますが、私にはそれよりも自分たちの正義を振りかざしてる姿の方が印象的でした
ちょっとその正義の振りかざし具合が気持ち悪かったんです
それを払拭する内容だった事が大きかったかな
--ちょっとここからネタバレ濃度が上がります--
そして、マイナスだった部分が無くなると良い所が目に付きます
特に中盤~終盤にお前めっちゃ分かってるじゃん!の連発
ちょっと笑っちゃうくらいにw
観た人は100%共感してくれると思います
唸るタイミングでの旧MS登場、過去作のBGMや挿入歌
何をオマージュしてんだ!
中にどうやって入れてんだよ!
ちょっと角はみ出してるし!
作戦名カッコ良すぎだろ!
そのMSにそれ付けちゃうのかよ!
お前なんでもありかよ!
ガンダム史に残る敵の特殊能力無力化描写!
なんだそのパイロットスーツは!
細かい理屈はいらねんだよ!を熱とカッコよさでぶち壊してくれます
面白ければ細かい事はどうでもいいのよ~
後半ずっと鳥肌立ちっぱなしで、終わった後トイレに行列・・
トイレ我慢してたからか・・
けど、トイレの我慢抜きに鳥肌立ちましたよ^^
おまけ
分かってるな~というポイントですが、これだけ散りばめられてる事考えると、1回劇場で見ただけでは見逃してるものがまだたくさんありそうなので、円盤や配信始まったら一時停止や巻き戻ししながら見たい気もします
幸せな気持ちとともに、トール、ニコル、ナタルは居ないのよな・・と寂しく思う気持ちも・・
カズイは出てたのにね・・・w