こんにちは、アリーシャです。


ご訪問ありがとうございます。


私は今から8年前、42才の時に今も働いているパート先の面接を受け7年ぶりに家の外で働きお給料をもらうようになりました。


妊娠中から娘が4歳の東日本大震災くらいまでは会社勤めを辞めた後も、以前から副業でしていたWebライターや翻訳の仕事を時々していました。4歳以降それもすべてスッパリ辞めて完全なる専業主婦になりました。


その頃、娘の喘息が悪化し夜遅くに救急医に行ったり、夫の仕事も本当に忙しく、夫の海外出張中に娘が入院したりで、私は少しの仕事もこなすことが厳しくなっていました。土日に仕事をする私の代わりに休日に家事と育児をして疲れ果てた夫から、「アリーシャ、仕事辞めない?」と言われたときは、心から仕方ないと思ったのです。

このままでは2人とも潰れてしまいそうでしたから。


専業主婦の間は地域の英会話サークルに通う、幼稚園と小学校の役員をやる、小学校で読み聞かせのボランティアをやるなどの活動をしていました。

この読み聞かせボランティアの人繋がりで、一昨年から地元公立学校の学習支援の仕事に誘われました。


小5のときに仕事を始められたのは娘がスパルタバレエ教室からゆるいバレエ教室に移籍したからです。


それまではバレエだけで週3回から6回の送り迎えがあり、しかも迎えの時間に行っても、その日の出来次第で何時に終わるかわからず教室の前で子どもをひたすら待つという生活だったのでバレエの前に晩御飯を作っておき、あとは温めるだけにしておくという感じでした。


また娘が小5になったので、塾や習い事も私が迎えに行かなくてもバスや電車で帰ってこれるようになったというのも大きな理由の一つでした。


そして、去年の春49歳の時に、外資系企業で派遣社員として働き始めダブルワークしています。


今ふと思うのは、パートの職場も派遣の仕事も今の50歳の私だったら採用されないかもということです。


この数年、更年期症状がでるようになり、見た目も、頭の回転も、体力も急激に衰えていると感じているからです。


もはや42歳で働き始めたときの自分を別人のように感じます。

当時7年ぶりの面接に私はアラサーOLの時に着ていたアナイのタイトスカートのスーツと伊勢丹で昔に買ったパンプスを身につけて行ったのです。その時は全然着られたんです。

今は体重も体型も変わったし、膝を出すなんありえないし、とてもじゃないけれどそのスーツを着ることはできません。


50歳の今、振り替えって思うのは専業主婦が再就職するならば出来るだけ早くしておいた方が良いということです。


今になってみると、40代前半の自分は元気だったし、新しいことにチャレンジする気力もあったと思います。そして、今の私がもし面接や筆記試験を受けても同じ仕事に受かるとは思えないのです。


よく悩んだときは、今日が人生で一番若い日なんだから、と自分に言い聞かせるといいと聞きますが、本当にその通りで、むしろもっと早く再就職しておけば良かったと感じています。


今の派遣会社の方にも面談でフルタイムを辞めてからのブランクが長いですね、と言われたのでパートタイマーとはいえ今のオフィスによく採用されたなと思いました。50代までずっと専業主婦でそこから急に働き始めるのはなかなかハードルが高いように思います。


細々とでも自分の社会的な居場所や収入を得ることが私にとっては生きやすさに繋がっている気がします。


専業主婦を10年くらい経験したからこそ、働く楽しさが味わえるのかもしれません。

今でも、肉体的にしんどかったり、疲れたり、仕事のストレスを強く感じると全く働かなくて済む人が羨ましくなります。今も自分の能力不足、勉強不足で定期的に落ち込みます。


でも、仕事で褒められたり、お礼を言われるとものすごく嬉しいです。夫も娘も、日々生活のなかで小さなありがとうと言ってくれるのですが、この他人から認められる快感?、他人の助けになっているという喜びは家庭では得られなかったものだと思います。


あと、改めて気がついたのは私は子ども一般がかなり好きだということです。だから子どもに関わる仕事は多少辛くても、楽しさが上回るのかなと思います。


自分が仕事を始めて思ったのは、自分の子育て経験や中学受験の勉強を一緒にしたこと、幼稚園と小学校のPTAやボランティアで経験したことなど専業主婦の時にしていた活動も、履歴書上では評価されないかもしれないけれど、自分の糧になっているということです。


だから、私より若いお母さん方にも出産や子育てで退職しても自分を諦めないで、自分を生かす道を見つけて欲しいなと思います。

勇気を出して一歩踏み出してみたら意外と道がひらけるかもしれません。


日に日に衰えを感じる中で、無理しすぎずゆるくとも働き続けられるよう健康を維持していきたいと思う今日この頃です。