Mission in

Mission in

全てノンフィクションです。

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早朝10時に友人の病院へ向かった。

待合室は50代~80代と見られる人達が椅子に腰掛け名前を呼ばれるのを待っている。

僕も溶け込むかの様に座ろうとした瞬間に

「一条さ~ん。こちらへどうぞ!」

スリッパの乾いた音が部屋に響く

その時には恐怖はなく、好奇心でもない。
なにかは解らない。
洞窟の入り口を潜るような感覚だったのを覚えている。


診察室ではなく処置室に通された時にはウノでスキップされた気分を味わった。


10分前後で処置が終わり、起き上がると

もう違和感ですよ!

「異物混入事件」が自分のニュースになり、
新聞の一面を飾っている。

一通りの説明を終え家に帰る途中、痛くなりタクシーを拾った。

この時点で少し後悔した自分がいた

「僕はなにをしているのだろうか」

流れる景色を眺めながら自問自答が繰り返される

しかし、今更引き返せないとこまで来ていると。

一度手をつけたモノは最後までやりきる。

タクシーの中で決意した。



タクシーから降り、自宅へ向かう道のりがいつもと違う。
今まで気にしていなかった細かな部分が目に入ったのだ。

雑草、植木、空、全て自然のモノ

歩く速度が極端に遅くなったお陰で意識して見なかったモノが見えたのは正直驚いた。

故意に遅く歩くのではなく、致し方なく歩行速度が齎した産物。

タクシーの中で考えていたコトは吹き飛んだ

やはり僕は馬鹿なのかもしれない。
もう馬鹿でいい。


一生このままでも………

いいわけあるかぁぁ‼︎

リハビリして元に戻る努力するわ。



部屋に到着し、嫁は無言。

食事の支度をするつもりなのか、台所でスーパーのビニール袋をあさっていた。

「今日は僕がやるよ」

ごく稀に夕飯を作っていた経験もあり、この状態で飯を作るとどうなってしまうのか。

それはただの好奇心。

嫁は体の心配ばかりしているので、安心させる会話をしてリビングに移動させた。

さて。
 
いつも通りに動けるはずだ。

アイドル特有の根拠のない自信を元に動きだした




バチャ



卵を落としてしまった。

しかも2つも無駄にしてしまった。

床に広がる君を(黄身)助けたかったが

掃除をするために片膝をついた途端に激痛が走ったのである。

痛い。 

今まで感じたことのない痛みが走り、思わず声が出そうになったが、堪えた。

そんなこんなで試練(料理)を乗り越えシャワーを浴びることに。

服を脱ごうとズボンを下ろす時も擦れて痛みに襲われ、パンツを脱ごうと降ろそうとした時にも強い痛みが生じた。


 いざ!シャワー!
と、思いきや尿を溜めるバックを足に固定しているのだが、その部分がゴム製でその部分を濡らしては後が困ると思い、椅子に座り濡らさぬよう繊細なシャワーテクニックを披露した。





人は生まれてから死ぬまで排泄を繰り返す。

誰もが避けて通れない事実。


そこで、カテーテルを使用して排尿困難者になることを決めた。

その要因は簡単である。
同級生に泌尿器科を開業した友人が居るから。
もう1人開業している友人が居るが精神科医だ。

この二択に絞られた。
精神を壊して元に戻ってこれる自信がない。

ただそれだけの理由で泌尿器科の先生を選んだわけである。

早速、相談した。

それはもう予想通りの返答である。

「は?意味がわからん」
「お前さ、、、馬鹿でしょ」
「感染症になるよ?」

そりゃ意味が分からないと思う。
馬鹿だと言われても仕方がない。

馬鹿になれ!
アントニオ猪木も言っているではないか。

約1時間の会話で渋々ではあるが承諾を得た。


「カテーテルは某病院の売店で売っているから自腹で買い、2週間に一度は通院すること」


この約束を守れるなら見てやる。
と、上から目線。


ごく普通に考えれば、友人が自ら障害を持とうとしているのは止めるのが当たり前なのかもしれない。
良い友人を持ったものだ。


そういえば、30分の会話の中で、
「そーゆー趣味があるのか?」
と、聞かれ頭の上にハテナマークが浮かんだ。

世の中には今、自分がやろうとしている行為が性的興奮を伴う人達が居るらしい。

そこでGoogle大先生で調べてみた。

今まで知らなかった性的嗜好が山ほどあるわあるわで、自分の知識の無さに感無量です。

とは言っても精神を壊すのは、
今の僕には出来ないと判断した。


明日から続けて行こうか。

もう決めたコト。

物は試しである!