PM2.5が話題になっています。これから5月上旬まで断続的に日本に飛来するやっかいなもの。
2.5の意味がしばらくは分からなかったのですが、ようやく分かりました。
PM2.5は超微小粒子で、《2.5》という数字はこの超微小粒子の大きさを示しているのですね。ということで、PM2.5は粒子の大きさが約2.5マイクロメートル以下の、人間の身体のなかに入り込むと、いろいろな悪さをする微小粒子状物質のことなのですね。
マイクロは、100万分の1のことですから、《2.5》マイクロメートルは、100万分の2.5マイクロメートルということになります。
黄砂の粒子の大きさは、約4マイクロメートルですから、それよりもまだ小さくて、もちろんスギ花粉よりも小さいのです。
肺に吸い込むと炎症を起こし、血管内に入り込み、血管内でも炎症を起こし、その結果、心臓の血管の梗塞を引き起こすことも心配されています。脳梗塞も可能性の視野に入れておかなければなりません。発がん性を持つことも懸念されています。
いたずらに騒ぐことはないのですが、わるい影響の可能性というものは、広い目に網をかけて、それを順次検証し、確実な手を打っておくことが、後悔を少なくすることにつながるのではないでしょうか。
(南風)