黄砂の季節がやってきました。わが「われもこう」でも、入居者の方を散歩に連れ出すことがありますが、ここ数カ月はマスクの着用が必要になるでしょう。
黄砂は、中国大陸の砂漠や黄土高原の砂が強い風にあおられて舞い上がり、上空の偏西風に乗って日本、特に西日本に飛来してくるものです。
黄砂は昔からあったものですが、近年は厄介なことに中国の大気汚染がこの黄砂の影響を、より悪質なものにしています。
中国の経済発展が、思わぬところに影響しています。黄砂には汚染物質が付着していて、子どもの喘息やアレルギー疾患の発症や重度化を引き起こします。大人の場合には脳梗塞の引き金にもなるらしいです。
黄砂には、PM2.5も付着しています。そこには様々な微生物、大気汚染物質が含まれています。肺の奥はもちろんのこと、血管の中にまで入り込み、炎症を引き起こして身体に深刻なダメージを与えます。
対策としては、それらを吸い込まないようにすることくらいしか、今のところないというのが専門家の見解です。
吸い込まないようにするためには、(健康な人も含めて)上質のマスクをすること、黄砂情報に関心をもち、黄砂濃度が高いときはできるだけ屋外に出ないようにすることです。洗濯物はできるだけ屋内で干すことも大事でしょう。
黄砂情報は、気象庁のホームページでご覧になれます。「気象庁」で検索。
(南風)