感想とあらすじ

主人公の文学少年、ヤンキー一家の末っ子、兵役帰り父親が精神障がい者の少年、デブで気弱な少年
とそれぞれ個性いっぱいだが、なぜかウマがあう四人組のささやかな1日の冒険物語。
死体を探し、一日中歩く中で、それぞれの悩みや思いが交錯し、成長を遂げて帰ってくる。
最後にヤンキー兄貴と死体の取り合いをして、ヤンキー少年と主人公が立ち向かうシーンが多分映画のクライマックスなんだが、そもそもなんでお前らそんなに死体第一発見者になりたいんだ、犯人見つけたのならまだしも、第一発見者ってそんなにヒーローかね。(ちなみに死体の少年は事故死)
そんな話。

思春期の少年視点のせいか、とりあえず登場する大人全員がめっちゃ悪い感じで描かれている。
あと、主人公とりわけ仲の良かったヤンキー少年以外の2名(眼鏡とデブ)の扱いが、すごい雑。

「大人になるにつれて忘れてしまっていた、子供の頃の感性を思い起こしてくれる作品」などと評されており、
最後に、大人になった主人公に「君も子供の頃の大切な思い出があるでしょ」みたいに同意を求められるが、
私にはまったくそんな思い出がありません。いくら思い出してもないよ、ごめんなさい、友達いませんでした。

個人的には兵役帰りの父親をもつ眼鏡少年がイカれてて好きです。
大人になって勝ち組に入った主人公の述懐によると、最後に刑務所入ったらしいけどな。
懐かしそうに物語を語っている割には、デブと眼鏡の末路に興味なさそうだったよ、主人公。
仲良かったヤンキー少年にさえ微妙な興味だったよ、主人公。

個人的にはいろいろ共感の無いストーリーなんですが、映画好きの誰もが感動するという「ショーシャンクの空に」を見て
脱獄すんなよ、って思う乏しい感性の持ち主なので、たぶんブログ主が悪いのだと思います。

でも最後のベン・E・キングの曲が良すぎて、こんな主にも名作感を感じされることに成功していると思います。