
このブログに会いにきてくださり、ありがとうございます。
Aさんに伝えたいことがあるとき、Bさんにそれを言って、近くにいるAさんにも話を聞いてもらおうとしたことはありませんか?
今回は、相手に直接伝えず、別の誰かに言うことで、相手にも伝えた気になってしまうことに焦点を当ててお伝えしていきたいと思います。
最初に管理人せんとの両親のお話をシェアしたいと思います。
わたしは、高校卒業後は一人暮らしを始めたので、実家に帰省するのは、夏休みとお正月くらいでした。
その時に、毎回、母はわたしに対して怒りや不満をぶつけてきていました。
ギャアギャア言ってきてうるさいので、最初は反論したりもしていましたが…
よくよく内容を聞いていると、わたしに対して不満をぶつけてそうで、実は父に対して言っているなということに途中で気がつきました。
父に対して面と向かっては言えないことを、わたしに対してガンガン言ってきていたのです。
近くにいる父はというと、「娘が帰ってきたから、母さんがまたうるさく言ってるわ」という感じで、内容はまったく聞いていないようでした。
父にとっては、母のギャアギャアは娘が帰省した時の恒例行事みたいになっていたのでした。
このように、本当に話を聞いてほしい相手には直接伝えず、間にいる誰かに話して、相手にも伝えようとする行為を、主宰者ひろは「ビリヤード方式」と名付けました。

この「ビリヤード方式」は、いろんな人がいろんなところで無意識にやっているのではないでしょうか。
家族の中で、グループの中で、学校の中で、職場の中で…
何か記憶が出てきたら、ぜひこのブログでご紹介しているセルフヒーリング(浄化)をしてみてください。
そして、ビリヤード方式を行っていることを意識化していくことをオススメします。
管理人せんとの例の場合、母は、わたしに言っているようで、父に向ってギャアギャア言っていたわけですが、父は何も聞いていませんでした。
母の立場の人は、「言ってやった!」という風になりますから、ちゃんと父にも伝わっていると思いがちなのです。
けれど、父の立場の人は、聞いている人もいれば聞いていない人もいて、ほとんどの場合、話している方が思っているほど伝わっていないことの方が多いのです。
わたしの父の場合は、わたしに「反論すると火に油を注ぐことになるから、嵐が過ぎ去るまで無視しとけ」とよく言ってきていました。
ということで、父の言動には変化がないわけですが、それで母はさらにイライラするのです。
そして、わたしが帰省すると、母はまたビリヤード方式を繰り広げることになります。
このように恒例行事みたいになると、もう母は「言ってもムダ」というデータ(創始以来の誰かの体験で、記憶や感情や思考など)を、父は「嵐が過ぎ去るのを待つ」というデータを繰り返しているだけになってきます。
わたしの立場の人はというと、間に挟まって、うんざりしてきます。
ビリヤード方式を使う場合、相手を責めたいとか、注意したいとか、相手に要求があることが多いのですが、それを間にいるというだけで受けてしまうのですから、たまったものではありません。
なかには、そんな直接話し合えない二人のことをダメな人たちだと見下す人もいるのではないかと思います。

管理人せんとの両親の場合は、ビリヤード方式は失敗していましたが、成功する場合はありますよね。
成功した場合も、味を占めてビリヤード方式を続けていきます。
これも、データをなぞっていることになります。
家族の場合は、ビリヤード方式は無意識で行われることが多いと思いますが、学校や職場などで行われる場合は、意図的に行われることもありますね。
たとえば、教師が、Aさんを諭したいけど、直接的に言うより、Bさんに話すことによって、Aさんを諭そうとするような場合です。
みなさんも使ったことがありますか?
このビリヤード方式を、3つのセルフに当てはめることもできます。
管理人せんとの例の場合ですと、父がハイセルフ(超意識)、母がミドルセルフ(顕在意識)、わたしがロウセルフ(潜在意識)になります。
母が父にわかってほしいからと、ビリヤード方式を行っていますが、これはミドルセルフがハイセルフとつながりたいからと、妙な小手先のテクニックを使っているのと似ています。
ミドルセルフが小手先のテクニックを使って、ハイセルフとつながろうとすればするほど、わたしがビリヤード方式を行われて“うんざり”したように、ロウセルフも“うんざり”してストレスを感じます。
そうすると、ロウセルフは拗ねて心を閉ざしていきます。
またハイセルフもミドルセルフが小手先のテクニックで自分とつながろうとしてくると、ミドルセルフから離れていきます。
主宰者ひろによると、ハイセルフにはテクニックは通用しないのだそうです。
ミドルセルフがハイセルフとつながりたいと思ったら、ロウセルフとつながっていくしかありません。
小手先のテクニックを使う前に、自分の内側に意識を向けてセルフヒーリング(浄化)をしつつロウセルフとかかわりを持っていきましょう。

今回は、ビリヤード方式についてお伝えしましたが、いかがでしたか?
ビリヤード方式は、未解決の問題がある時に行われることが多いです。
何か問題が起こった時に、その都度きちんと話し合っていれば、ビリヤード方式を使わずに済みます。
ぜひ、セルフヒーリング(浄化)をして、目の前の人と向き合っていきましょう🎶
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。