無痛分娩の麻酔の弊害(?)により

ちゃんといきめているのか分からなくなる妻

それでもタイミングさえ合わせていきめていれば大丈夫とのことで

産院のスタッフの合図に合わせていきんでいましたが

なかなか上手くいかないようでした

ただただ眺めるしかない私

無痛分娩のおかげで痛みはあまりないようで

そこまで壮絶な感じでもなく

割と緩やかに過ぎていく時間

時間の感覚は無くなっていたのでよく分かりませんが

1時間くらいたった頃でしょうか

先生が

「うん!

吸引しましょう!」

と突然の宣言

スタッフの方が何か器具を持ってきてそれを入れたと思ったら

ずるずるっと赤ちゃんが引っ張りだされてきました・・・!

そしてそのまま出産!!



赤ちゃんのへその緒を切断し体を拭いたと思ったら

まず隣の部屋に連れていき手の指と足の指を数えていたのが印象的でした

付いて行って良さそうだったので私は付いていきましたが

敢えて別室で確認してたのは

赤ちゃんの身体的な欠損があった時

産んだばかりの母親にショックを与えないようにする配慮なのかな?

なんて勝手に想像していました

「両手両足5本ずつですね~」

と確認した後体重測定し

分娩室に戻ると妻の体の上に乗せて記念撮影しました

それらが終わると赤ちゃんは別室へ連れていかれ

さっきまで沢山いたスタッフもいなくなり

妻はそのまま分娩台の上で休養していましたが

10分ほど経った頃でしょうか

妻が

「気持ち悪い・・・」

と呟きました

顔を見ると

今までに見たこともないくらいに真っ白・・・!!

急いでスタッフを呼ぶと

「出血量多かったですもんね

すぐ点滴しましょう」

とのことで点滴されましたが

赤ちゃんが産まれた喜びもどこかへ吹っ飛んでしまい

このまま妻が亡くなってしまったらどうしよう・・・

と不安が押し寄せてきて

無事回復することをただただ祈っていました