前回までのブログのあらすじ
2月に人生一すべって泣いちゃって
その月末に膝の靭帯を切った。
そんなこんなで前十字靭帯の再建手術というものをすることになりました。
痛みがすごいとかではなく、僕の切れた靭帯は、一度切れると二度と繋がらない部位だそうで、靭帯の代わりとなる筋を移植する必要があるとのことです。
しかしJリーグのチームも診ている膝の専門医の先生と出会えたので安心できました。
余談ですが、先生とは共通のサッカー選手の知り合いがいたり、サッカーの最中に怪我をしたと伝えたせいか
全治を聞いても『ピッチに帰るまでの時間』しか教えてくれなかったです。
僕アスリートじゃないのよ。。。
ちなみに、このブログを書いてる怪我後3ヶ月の段階で既に日常のどの動作にも痛みを感じることはありません。
あ、この前土下座した時は痛かったな。
土下座は非日常であれよ
(舞台上の演技で土下座が必要だったのです。
その時は「土下座です。」と声に出して補足するという史上初の演技プランで切り抜けました。)
話戻しまして、その時通院していた綺麗な大学病院ではルールに則って、僕の怪我だとリハビリ期間含め3〜4週間入院しないといけないとのこと。
僕としては仕事に穴が開くのが嫌なので相談したところ、先生個人の判断で退院できる別の病院で治療をすることにしてくれて、入院期間も5〜7日くらいになると言ってくれました。
しかし綺麗な大学病院と違い、移動した病院は大分古いものでした。
8人部屋で、右隣の人は病室で(多分禁止だと思うんだけど)電話で家族にずっとキレてる人。
左隣は何度怒られても勝手に傷口を開けようとしてしまう人でした。
『果て』みたいな病室だな。
長い病院史上最も治安が悪いタイミングだったそうです。
ワンピースで言うところの最悪の世代です。
ワールドカップを観に行った時に、ペルー人7人と相部屋になった時より騒がしかったです。
僕は誰とも関わらないことにしました。
そして入院したその日に手術。
無事成功したものの、麻酔が解けると同時に激痛が走ります。
一晩中痛みで苦しみ、なんなら怪我した時より痛いくらいでした。
左隣の人のように勝手に痛み止めの点滴を抜いたりしてないのにめちゃくちゃ痛い。
左の人何やってんだよ。
僕はこの入院期間も無駄にしないよう、ネタ帳を持ってきてたのですが痛くてそんなことできる状態じゃありません。
スマホをいじるのもしんどい。
かろうじて動画観るくらいできるかも、と思い
ダウンタウンさんの漫才が見れる『伝説の一日』公演動画を購入しました。
しかし病室の電波が弱く、購入はできたものの、再生ができません。
最悪です。金だけ払って見れません。
動画は購入にも関わらず視聴期限があります。
予定されてる最速の5日で退院しないと見れずじまいです。
その日からリハビリが始まりました。
プロアスリートでも涙が出ることがあるというリハビリを僕はダウンタウンさん見たさで、気合いで頑張りました。
そしたら、思いのほかこなせました。
膝の状態は思ったより良かったらしいです。
そして、リハビリが終わると先生が来て言いました。
「すがやさん、リハビリどうでした?」
「意外といけましたね。」
「らしいですね。
じゃあ
明日、退院で。」
2泊で!!??
僕は言いました。
「流石に早いです。」
不安になってるじゃん。
ともあれ翌日退院ということになり
その日の夜中、スマホでサッカーを見てたのですが失点シーンでつい、
「終わったな。。。」
と、つぶやいてしまいました。
静かな病院でカーテンの向こうから
「おい?終わったってなんだ?どうした!?何が終わったんだ!?」
と声が響きます。
最悪です。傷口開きお爺さんに聞こえてしまってました。
「終わったって言ったよな!なにがだ!?どうした!?そっちいこうか!?終わったのか!?なぁ!?」
迷いに迷って
ナースコースを押し、
「すいません。隣の人が騒いでます。」
と言いました。
おじいさん怒られてました。
マジですいません。
かくして、僕は驚異の回復で退院しました。
現在僕は驚異のスピードでリハビリしています。
僕から以上。あったかくして寝ろよー
次回、すがや家に大事件が発生します!