先日、スキマスイッチの常田真太郎さん(以下しんたさん)に誘っていただきまして広島の方へ、豪雨災害の復興のお手伝いをしてきました。

新幹線にて。





しんたさん、僕、そして事務所の先輩で、同じくしんたさんに面倒を見てもらっているお見送り芸人しんいちさん(以下しんいちさん)の3人で行ってきました。



Jリーグ観戦翌日の早朝出発ということもあり、新横浜に前泊したので、浦和レッズの西川選手のユニフォームを着てます。


帰ってきたら家に届いていたこっちが間に合ってればよかったんですけどね

そんなこんなで広島に到着。

そのまま「矢野」という街にお邪魔しました。

この矢野は山の斜面に街がある分、土砂や落石、水害など被害が大きく、まだ通行止めで車の通れない道もあります。

それでも現地の方からするとかなり土砂かきなどが進み、大分綺麗になったそうなのですが、もっともっと人の力が必要な地域だと感じました。


僕らは元サンフレッチェ広島の「中島浩司選手」通称「ナカジ」さんと、ナカジさんと一緒にベアフットという会社をやっている「奥大地」さんに呼んでいただき、炊き出しのお手伝いをすることになっていました。

とはいえ午前中はまだ矢野の皆さんもそれぞれ復興のお仕事をしています。


そこで、車では入れない場所にある家の庭にたまった土砂を土嚢につめて運ぶお手伝いをさせていただきました。



現地に着くと、しんたさんはもちろん大人気。

僕も「ヘディングの件」で知っていただいている方が多く嬉しかったです。

サンフレッチェのタオルを首に巻いている方が沢山いたからですね。

ナカジさんも大人気でした。


それに対してしんいちさんは、自分も感謝されたすぎて

土嚢を車へ運びに行くたびに

「また帰ってきます!」

と1日の最後に東京に帰るくらいのトーンでみんなに叫び

また、庭に戻ってくるたびに

「ただいまー!!」

と、一年ぶりに帰ってきたトーンで叫んでました。


どんだけ褒められたいんだよ。


ちなみに名誉のために言っておきますが、しんいちさんは「ガキの使い」や「さんまのお笑い向上委員会」など
僕よりも遥かに多くのバラエティ番組に出演し、僕よりも圧倒的に芸人として活躍されています。


帰り道で地元の方からは
「被災から2ヶ月くらいたった今は、楽しい雰囲気で作業できるのが良いから来てくれてよかった。」
と言っていただいたのですが、

作業中のしんいちさんはうるさすぎて明らかに地元の方に聞こえないふりをされている時間がありました。


「しゃあ!!ファイトやっ!!」

と、土嚢を大量に担ぐくらいのテンションで皆の注目を集めて

土嚢に乗ったカマキリを森に返してた時とか明らかに見て見ぬ振りされていました。


写真を見て貰えばわかりますが、メンタルが強すぎて、最後まで誰にも相手にされなくてもちょけるのをやめませんでした。


もちろんちゃんと仕事はしてましたよ。一応。



対して僕は持ち前の真面目さを活かし、部活の往復ダッシュくらいの低いトーンで

「うす。」「うす。」

と芸人にあるまじき黙々とした仕事ぶりを見せつけ

しんたさんから

「ちょうどいいテンションのやついねぇのかよ!!」

としんいちさんとまとめて苦言を呈されてました。



そんなこんなで力仕事を終えたんですが、
僕よりも年上の方がほとんどで、もっと若者がいるといいんだろうなと思いました。

また力になれる時はお邪魔したいです。




そして午後からは炊き出しのお手伝い。


しんいちさんはオレンジスムージーを、僕としんたさんは焼きそばを配給しました。


焼きそばを焼くしんたさん。

ピアノより似合いますわ。



相変わらず、しんいちさんは褒められたい一心で

ほっといても固定されてるミキサーの蓋を上から抑えて、仕事してる感を出し、


一方の僕は先ほどの反省を踏まえ

やきそばを輪ゴムで閉じるだけの作業に

「しゃあ!」

「しゃあ!!」

と謎の声出しをしました。


もちろん地元の方は見て見ぬ振りをしていましたが

唯一

「しゃあ!」

「しゃあ!!」

としんいちさんだけが返答し、アホにだけ通じるコールアンドレスポンスが成立してました。


さすがにしんたさんも無視してました。



その後多くの人が炊き出しに訪れると

しんいちさんの大阪仕込みの商魂が爆発。(もちろん無料なんですけど)


「残り限定10食でぇーーす!!」

「果肉大目にいれちゃいまぁーす!!」

とお客さんを呼び込みます。
ちなみに作ってるのは地元でカフェを営んでる方なので
しんいちさんは果肉云々には関与していません。


しんたさんはそれに対し


「うっわぁー!果肉が増してる!!おっいしそぉー!!」


乗っかるのかよ



それに感化された僕も、焼きそばを食べてもらわねばと

「広島風焼きそばでーーす!!」

と声を張り上げ、


しんたさんから


「いや広島風ってか、ここ広島だから。」

とぐうの音も出ない指摘を浴び

「うす。」

とさっきのテンションに戻ってしまいました。


その間にもしんいちさんは地元民の笑いをボカボカとり
次から次へとスムージーが捌けていきます。

僕も負けていてはダメだ!

この焼きそばで皆さんにエネルギー補給してもらわないと!!


そして僕の口から出た売り文句がこちら


「皆さん!!この焼きそば!!

スキマスイッチプロデュースでぇーす!!!!」




ついに嘘をつきました。


それに対してしんたさん



「この天かす、俺の指示で増やしたんだよな!!」



乗っかるのかよ



と、いうわけで地元の方とも少しではありますが交流をして、お手伝いは終わりました。

その後、特に被害の大きな地域を案内していただいて、かなりずっしりとくるものがありました。




三枚目の写真の奥の更地は、家が流されてしまったんだそうです。


まだまだ元通りになるのには時間がかかります。


義援金も出し惜しみをするのではなくて、

一番困っている時に、困ってる場所に、迅速に使って欲しいですね。



また勇気づけるという意味では

しんたさんの人気がすごくて、会いに行くだけで皆さんに元気を与えられる人って素晴らしいな、と思いました。


僕はまだまだそのレベルには到底及ばないので、広島に限らず、困ってる地域にまたお邪魔して、明るく元気に、力仕事でも貢献できたら嬉しいです。



また、「思い立ったので」という理由で船橋からヒッチハイクでボランティアに来たという若者もいて、すごいなぁ。と感動しました。

今後もし、船橋で何かしら災害が起こった時、矢野の人は必ず駆けつけてくれることでしょう。

そうやってボランティアの輪が広がっていったら素敵ですね。


ちょっと真面目すぎるブログになっちゃったんですけど


また明日から中身のないブログに戻るので今日くらいは思ったこと書かせていただきました。



僕から以上。あったかくして寝ろよー