一昨日、7/2の現地時間23時、日本のワールドカップが終わりまして
今僕は飛行機を乗り継ぎ東京に向かってます。
昨日は飛行機が満席だったため宿でゴロゴロしてました。
なにもする気が起きず、なんとなくテレビをつけるとベルギー戦の再放送がやってました。
日本代表は強かったです。
やっぱり日本は強かった。
長谷部選手が
「ベルギーが一歩先をいってるのか何歩先をいってるのかわかりませんが」
と言っていました。
確かに僕が感じた日本の強さは
最後のところで食い止める
とか
少ないチャンスをものにする
といった番狂わせを起こす側の強さであって
実力はベルギーの方が先をいっていたかもしれません。
でも、あの試合に関しては、本当にあと少しだったんです。
あと一歩。もしかしたらあと半歩で勝てたゲームだったんです。
ミスがなく、ゴール前は決して崩させず、少ないチャンスをものにして、体力を振り絞って、頭をフル稼働させて、
そうやって食らいつく姿に試合中何度も
「日本すげぇよ。」と言葉が漏れてしまいました。
日本が決勝トーナメント進出した翌日に頭ゼロ稼働で80000円で購入した飛行機がよく見たら、というか冷静に考えたら当たり前なんですが
実際は8万ルーブルで15万円の請求がカード会社から来るという今季絶望クラスのミスがあった僕とはえらい違いです。
ともかくできうる完璧なパフォーマンスを見せた日本でも勝てないベルギー、強かったですね。
どっちも強かった。
2018年7月2日。
僕は最高に面白いゲームを目撃しました。
試合中、ロシア人の眼が確実に変わったんですよ。
最初は試合を楽しめたらいいくらいの目線だったロシア人が本気で日本の勝利を願い始めた瞬間がありました。
日本の選手がロシア人の心を動かしたんだと思います。
試合後もあまりロシア人は喜んでなかったように見えました。
「ナイスゲーム！」
「あとちょっとだった。」
「おまえらが勝つべき試合だった。」と沢山のロシア人からハグを求められ、中には感動なのかもらい泣きなのか、泣いてるロシア人もいました。
僕もボロボロ泣いていました。
テレビにも映っちゃってたみたいですね。
新聞にも載ってたとか。
あげくFIFAの公式ツイッターにも。
ただ１つ、僕が泣いたのは負けたからだけではありません。
その証拠に僕が泣き出したのは、試合が終わるもっと前
原口選手がゴールを決めた瞬間からです。
いや早すぎるだろ
でもレッズファンとしてはね、あの頑なにドリブルシュートにこだわっていた、自分が活躍できないと露骨に不機嫌だった元気が、
ほぼ自分のものにならないであろうボールをあんながむしゃらに追いかけて
ワールドカップの舞台であのゴール。
そりゃ涙も出ますよ。
初めて原口選手を生で見たのは10年も前。
僕が高3、彼が高2の高円宮杯。
それ以来長いこと応援してますから。
そういえばあの日の対戦相手は鹿児島城西、大迫選手がいました。
柴崎選手も酒井宏樹選手も他の選手もみんな高校時代から見てました。
このチームの中心は僕の同世代。高校時代から見てるスターなんです。
それがあんなに世界と渡り合ってるんですから、そりゃあんだけ涙も流しますよ。
悔しくて泣いたわけじゃないんです。
「こいつらすげぇよ。」
って思ったら泣けてきたんです。
今は「終わったなぁ。」ていう虚無感と
ブログ書くことでまた借金のこと思い出して泣きそうですけど。
これ4年前にブラジルに持っていった旗
大会前「君たちは強い」って言葉は今の日本代表にはしっくりこないな
と思ってこっちに変えたんです。
ユニフォーム着て街を歩くのが誇らしかったです。
敗れはしたけど強豪と渡り合ったペルーやモロッコの奮闘がすごく印象に残ってるんですが
日本がその最たる例になってしまいましたね。
今大会のベストゲームを演じた、大会1番のグッドルーザーになってしまいました。
でもね
僕はやっぱりグッドルーザーでは満足できないですわ。
やっぱり勝たねぇと。
4年後、カタールにいく理由ができました。
その時はこのブログを読んでくれてるみなさんもぜひ一緒に。
8強、行きましょうよ。
最後に
セネガル戦のクリアーがバズったおかげで
メディアで沢山取り上げていただき、収入が入り、このベルギー戦を生で目撃することができました。
感謝しかありません。
現地で一緒に行動してくれた人や、見ず知らずの僕を助けてくれた人もありがとうございました。
日本代表ユニフォームを貸してくれたジェフサポの方、借りたユニフォームを勝手にベルギー人と交換しようとしてごめんなさい。
ブログ、ツイッター、インスタのコメントもありがとうございます。
英語も拙く、旅に慣れておらず、テレビの取材にはもっと慣れてない（芸歴7年目なのに）僕は、いろんな方に生かされました。
なにより、本当に楽しい20日間をおくれたほとんどは日本代表のおかげです。
ロシアにいれて、日本代表と同じ場所で熱狂を味わえて本当に幸せでした。
ではそろそろ搭乗時間なので。また。
僕から以上。あったかくして寝ろよー