エカテリンブルクに来てます。

飛行機ではペルー人が歌うわ壁を叩くわの大騒ぎ。
コロンビアもうるさかったし南米では当たり前なんですね。

まあでもかの有名な「ジーコっぽい人」もサッカーの魅力を一言で言うと

と言ってたのでこれもサッカーと考えると楽しいですね。

そんなわけで多くのペルー人とともに
一昨日エカテリンブルクに到着しまして
大急ぎでそのままドミトリーへチェックイン。
さらに大急ぎでエカテリンブルクアレーナへ。


しかし市街地からドミトリーも、ドミトリーからアレーナも

渋滞渋滞渋滞。


空港に着いたのは試合の4時間前なんですが、そこからアレーナまでは結局3時間もかかってしまいました。


試合の日は交通規制がかかってるので日本サポーターも気をつけないといかんですね。

あとモスクワとサランスクの夏日な気候に慣れてた日本人は油断してましたが、エカテリンブルクは寒いです。
昨日一昨日の雨の影響もあるかもですが、15度くらいでした。
防寒大事。


そんなこんなでペルー対フランスを観戦。


噂の鬼畜仮設スタンドは中から見るとこんな感じです。




完全にスタジアムとは別で立ってるんですね。

西が丘サッカー場と、その隣に建ってて教室から試合が見える赤羽商業高校みたいな。


ペルーサポーターの多いこと。

同じドミトリーのペルー人はみんな嫁や職場にお願いしまくって来たと言ってました。

日本と違って4年に一度のイベントじゃないですから。

24年ぶりの出場かな?
そりゃ大挙押し寄せますわ。




南米の魅力に取り憑かれた菅谷はペルー人と大騒ぎ。

んで、フランスのゴールでも大騒ぎ。

いいプレー全部に大騒ぎ。

あー楽しい。


ペルーの前半の猛攻や独自のリズムの攻撃も面白いし

後半に入るとそれを完全に封鎖したフランスの守備や
ワールドクラスの選手たちのプレーもすごかった。


中でもフランスのカンテはやばい!!

ピッチ上に何人いるのってくらい走ってて

危険なところは必ず潰すし

相手がパスを出したくなるようなポジション取りで罠を張って、ことごとくインターセプトする守備もエグい。


いやぁカンテ興奮したなぁ。

ボールを持ってない時がすごいから
テレビで見るより生で見てる方が楽しい選手ですね。



そんなわけでフランス勝利。

フランスのサポーターもいるにはいました。

ペルーがいすぎてて埋もれてたけど。



そして試合後は歩いて帰ったのですが、タクシーで来た道を戻ればいいかと思っていたものの迷子に。

そもそもタクシーでも15分かかるからまあまあ遠いし、団地みたいなアパートの間を抜けて抜けた先にある入り組んだ立地なのもあって全く辿り着けず。暗いし。

ちなみに夜11時。

そんな僕の前に現れたブロンドヘアのロシア美女。

他に人もいないので彼女にドミトリーの住所を書いた紙を見せて
どっちに行ったらいいか聞いたところ


彼女はアプリで検索して
「こっちよ。」と僕を連れて行ってくれました。

正直僕は軽く口で説明してもらえたらいいかなくらいに思ってたのですが
彼女はとても優しかったのでその優しさに甘え

僕はその道のりを頭に焼き付けることなく、ずっと彼女の横顔を見てました。

可愛い。


彼女は英語は日本でいう中1の一学期分くらいまでしか喋れなくて、20歳でイリーナちゃんと言うそうです。

イリーナちゃんはロシア人にしてはちょっと童顔でずっとニコニコして可愛い。

英語苦手だけど一生懸命喋ろうとしてくれて可愛い。

友達と遊んでてお酒の買い出しに来てたところらしいです。可愛い。


ドミトリーまで10分くらい連れてってもらってる間も僕はずっと、これドミトリー辿り着いたら
「スパシーバ!(ありがとう)」って言って感謝のハグしていいやつだよなぁ。

とか考えてました。



そしてドミトリーに辿り着いて、「うちの国では挨拶だから」みたいなツラして図々しくハグしてお別れ。
感謝2:下心8くらいのハグでしたけど。

写真撮っといたらよかったなぁ。イリーナちゃん。

これもし次会えたら「うちの国では挨拶だから」のツラしてキスしていいやつだよなぁとか思いながら眠りにつく。


翌日は街へお散歩。

イリーナちゃんと歩いた道を行こうとするも
昨日は道を一切見てなかったのであえなく迷子。

だめだイリーナちゃんしか覚えてない。

というかイリーナちゃんに会いたくて歩いてるのかもしれない。

しかし街に行く目的があったので
どうしようもなくなってぼったくりタクシーで市街地へ。



日本で紛失したゲーフラ

コロンビア人と交換してしまったユニフォーム

これに変わる応援グッズを探さないといけないのです。


と、いうことで街を歩きに歩き、新ゲーフラづくりのために
ロシア版ユザワヤ的な店を探します。

が、ショッピングモールにはオシャレなアパレルはあってもユザワヤはありません。


さすがに見つからないか、と考えながらドイツ人とブラジルーコスタリカを観戦。

ブラジルのギリギリの勝負に大興奮です。
まあ俺たちは7-1で勝ったから別に敵視もしてないけどな。

だそうです。

ちなみに日本人だと香川と岡崎を知ってました。

ワールドカップに来てるドイツ人に聞くと香川選手の知名度は100%ですね。

岡崎選手、武藤選手、大迫選手も知ってる人は知ってます。

何故か吉田選手の直筆サイン持ってる人もいました。
彼はドイツ人なんですが吉田選手の大ファンで侍の格好した吉田選手のイラストを描いたりしてました。


すご。


そんなこんなで同じ飲み屋にいたロシア人に
「フラッグを作りたいんだけどこの辺ユザワヤない?」

と、聞いたところコミック好きの彼が案内してくれることに。

彼の名前はヤゴスラーブ。
ナイスガイです。
安くて白い布がある店を見つけるまで生地屋さんを3件くらい一緒にハシゴしてくれました。

優しすぎるだろ。

イリーナの時とは違い、感謝10:下心0のハグをしてお別れしました。


そして今。ペルー人7人と僕の8人で宿泊してるのですが
おそらくペルー人がそろそろチェックアウトなので僕はこれからゲーフラ作りを始めようと思います。


僕から以上。あったかくして寝ろよー。