ただいまスペインーポルトガルを大興奮で観戦し終えて、モスクワのドミトリーのベッドにいます。


電波は弱く、ベッドは臭いです。



そんな今に至るまで。




成田にて。モスクワに飛ぶサネ。



まあ本物サネはモスクワに飛んでないんですけど。


お見送り芸人しんいちさんにサネ落選後にも関わらず、遠征時のサネモノマネセットを買わされたので

遠征時のサネの写真も撮っとこうという感じです。


まあ本物のサネはモスクワ行きの便には乗らないんですけど!!!



と、まあそんなわけで、タリーズコーヒーでメイクをしたりメイクを落としたりして

店員さんに怪訝な顔をされるわけです。


そりゃそうですよ。空港でパスポート片手にアフリカ系ドイツ人に変装したり

日本人に戻ったりしてるわけですから。



とはいえ悪いことしてるわけではないので憮然とした顔で(なぜだ)

搭乗口に向かいました。


ハロウィンでド派手なコスプレしてる人が地元の駅で1人になった瞬間なぜか憮然としてるのってこういう恥ずかしさからきてるんだな、とか思いながら

6/15の昼12時に日本を発ちまして


10時間のフライトを経て


現地時間同日16時、モスクワ着です。


写真は成田ですけど。



飛行機の中では日本人の僕が幼く見えるのか、隣の席のロシア人のおばさまが

寝てる僕にブランケットをかけてくれたり

自分のブランケットも寝てる僕にかけてくれたり

前の席で余ってるブランケットをかけてくれたりしてくれました。


蒸され死ぬわ。


おばさんは日本人の僕が幼く見えるのか、ロシアの地下鉄の乗り方を教えてくれたり


ロシアのアイスホッケーの名選手を紹介してくれたりしてくれましたが


全部ロシア語なので1つもわかりませんでした。


JALで働いていた女性から

「ロシア人はロシア語を世界共通語だと思ってるから気をつけた方がいい。」

と聞かされていたのですが


京都や東京に観光に来る、こんな品のいいおばさまでも英語を喋れず、ロシア語でまくしたててくると思うと先が思いやられます。


日本に観光に来てたので「駅」とか「店」とかの日本語はわかるけど

日本語で会話などもちろん無理なこの「ルードゥミーラさん」

着陸する瞬間まで僕にブランケットをかけ続け(だからあちぃて。)

身振り手振りや言葉の限り(もちろん全部ロシア語)を尽くし何かを伝えようとしてくれたのですが


最後まで困り笑顔で戸惑っていた僕に日本語で一言


「まぁいいや。」


とぼやいて去っていきました。




なんで「まぁいいや。」のニュアンスだけ完璧なんだよ



そんなこんなでモスクワに到着。


大事なことに気づきました。


日本で作った

「勝ちたくて勝ちたくて震える」

フラッグを紛失しました。





おそらく成田の搭乗口付近です。



よりによって「震えるほど勝ちたい」という思いを日本に置いてきてしまいました。



まあそんなミスは忘れるとして、モスクワではたまたま飛行機が一緒だった元気くんとぶらぶら。



元気くんは4年前たまたまブラジルの宿で一緒になった同い年の友達。


2人ともちゃんと4年分老けてました。

そんでよく偶然でこんな会うな。



空港からアエロエクスプレスという特急列車で30分。
余談ですがクレジットカードでも切符買えます。



あっちゅーまにモスクワ市街地。

街並みの綺麗なこと。





そして2人で
キリル文字溢れ、構造の複雑な地下鉄に苦戦しつつ(皆さんの想像の3倍くらい難しいです。)
元気くんの宿まで散歩して解散。

僕は都心部にある元気くんの宿から1人、郊外にある自分のドミトリーに向かいます。


安さ重視で宿を選んだため乗り換えが大変です。


イメージとしては山手線的な環状線に乗り

外側に伸びる、東急田園都市線的な列車に乗り換えて

そこからさらにローカルな匂いのする、世田谷線的な列車に乗り換えて

世田谷線の3つ目の駅にあるのが、僕のドミトリー。


道行く人にどの電車に乗るのか尋ねまくりながらどうにか世田谷線まで辿り着きます。

あれ?思ってた世田谷線と違う。



これ世田谷線というか舎人ライナーじゃん。


撮ってはいけないらしいと聞いていたので写真はありませんが
さっきまで宮殿のような荘厳な作りの地下鉄の駅を見てただけにしょぼさが際立ちます。


まあいいや、と舎人ライナーのホームに入ろうとするも警備員に止められます。

菅谷
え?何か間違えました?切符かな?どうしたらいい?

警備員
いや、もう終電終わったから。

菅谷
・・・・・え?
・・・・ロシアの電車て夜中の1時くらいまで平気であるって聞いたけど

警備員
この電車は終電8時だから。


この時8時15分




嘘じゃん



まだ明るいよ





まじかよ!モスクワの舎人ライナー!!





と、いうわけで僕はモスクワの舎人ライナーを未練がましく後にし


止むを得ず、ドミトリーまでタクシーで向かいました。


そして明日も明後日もタクシー移動をしなくてはならないことが確定しました。



疲れてたのですが、例によって運転手がロシア語でまくしたててきて

なんのこっちゃわからないので苦笑いすると
最後に「まぁいいや。」と言ってるのとほぼ同義な感じのため息。

「ロシア語わかんねぇのかよ。」てか


男ルードゥミーラ降臨。


これからロシア来る方は
国は必ず聞かれるのでイポーニェツ(日本人)は覚えといたほうがいいと思います。


JALの女性が言ってたことは本当でした。

ロシア人はロシア語を世界共通語だと思ってます。

高橋優の
「この世界の共通言語は きっと英語じゃなくて笑顔だと思う」

もロシア人にはきっと響かないことでしょう。







ちなみに英語を喋れるロシア人はとても親切に道案内してくださるので
地下鉄に乗る際は手近ななるべく若いロシア人に声をかけてみるといいと思います。


ルードゥミーラもいい人でしたしね。



そんなこんなで今日はここまで。

僕から以上。あったかくして寝ろよー