僕は今、某大学の警備員のアルバイトをしています。

朝は7時前には出勤し
大学の門の前で警備をしたり、納品の業者をチェックしたりとそんな業務です。


そんな大学警備員の大事な業務の中に
朝、門の前に立ち、通学する学生に挨拶をするというものがあります。


朝、元気よく挨拶されると気持ちが入るのでよろしくお願いします!と大学の方からも言われていますし

変な話、僕は挨拶をするのが好きなので、校門の前で「おはようございます!!を繰り返します。

しかし、あることに気がつきました。



付属校の高校生はみんな挨拶ができるのに

大学生は挨拶ができない人が多い。


おかしな話です。
高校生はできるのに大学生になるとできなくなる?


僕の感覚だと挨拶をされたら返すっていうのは習慣みたいなもので

一度身につけば、一生それが当たり前になるものだし
返さないとモヤモヤして気持ち悪いという感覚なのですが、


どうやら大学生になるとできなくなる人もいるみたいです。




僕はこの大学に雇われてる身として当たり前の1つの結論に至りました。


俺がこの大学を『挨拶のできる大学』に変えてやろう。と。


まず短期的な目標としては、
一年以内に気持ちのいい挨拶が返ってくる大学にする。

長期的な目標としては
4年以内に僕を見た学生の方から挨拶してくるようにする。

というか早く売れてバイトやめたい。



そして僕は本来警備員が挨拶をする警備員室前から飛び出し


より正門の反対側の学生が通る側に立つことにしました。

(警備員室前は正門の駅から遠い側なのであまり学生が近くに来ないのです。)



これで一人一人の学生に余すことなく目を見て挨拶をすることができるようなりました。

そして、それに伴って声のトーンも一段階あげました。


どれくらいのトーンかというと

「テレビの収録に行った時に仲良くなった
大林素子さんが単独の楽屋挨拶に来てくれた時の若手芸人」くらいのトーンの挨拶です。


すると戦前の予想どおりといいますか
順当といいますか
イージーゲームといいますか


ケンカの弱そうな男子は挨拶を返してくれるようになりました。


まあこれは冗談で、優しそうな男の子たちは挨拶を返してくれるようになりました。


しかし、ほとんどの学生は一人一人間近で挨拶をしても
こちらを見ずに小さく会釈をするのみ。

中にはイヤホン片耳外してガン無視する学生もいます。
 



そこで僕は完璧と思われる現状から、さらに手を打ちました。
 



可愛い女の子に挨拶のパワーバランスを傾けるのをするのをやめ
みんなに笑顔で挨拶をすることにしました。



正直、ここまで爽やかだと学生から
「彼女いますか?」っていつ言われてもおかしくないくらいだと思います。



するとこの一週間で大きな変化が生まれました。


まず、今まではまずいなかった
声を出して挨拶を返してくれる大林素子たちが現れました。



さらに、なんと、自分から挨拶をしてくる大林素子が4人も現れたのです!!


この学生たちは平成版、東洋の魔女です。


あ、これは東洋大学で警備をしてる伏線とかではないです。



偶然うまいことはまっただけです。

分析本によって偶然伏線をはったことにされていた尾田栄一郎先生もこんな気持ちだったのでしょうか?



話を戻します。

ここからこの挨拶を毎週繰り返すことによって

この学校の挨拶が変わっていくのが楽しみです。
 
 まずは一限目に来てる学生から変えていきます。




あ、そうだ。
1つお詫びしないといけないことがあります。


2009年の大学入学時から今まで僕は
散々偏見を持って悪口を言ってきましたが



テニサーは挨拶ができます!!


どーせ身内でしかできないと思ってました!!
すいませんでした!!!



僕から以上。あったかくして寝ろよー