妄想を書くとき


毎度毎度自分の中にテーマだったり裏設定があります。



今回の妄想、


テーマは中二病です。

痛々しいんですけどこーゆー妄想大好きなんす。

暖かい目でご覧ください。

僕の1番大好きな女優であり
どストライク


戸田恵梨香編




スタート







俺はある巨大な組織に所属するスパイだ。
この組織の人間は皆特殊な力を持っている。
俺にもなにかしら能力はあるらしいのだが
いまだその能力には目覚めていない。


能力に目覚めるにはきっかけが必要なのだ。


しかしそのきっかけがわからずにいた。



話を戻そう。
末端の俺たちは日々危険なミッションをこなしている。

正確には危険なはずのミッションだ。



なぜ危険ではないのか。


その理由は彼女の存在だ。



エリカさん。


一般人になりすます際は戸田恵梨香という名前を使っている


この女性が僕のツーマンセルのパートナーであり

上司

そしてとんでもない凄腕の持ち主だ。


彼女の経歴や異名などを紹介し


その凄さを伝えたいのだが



いかんせん凄腕のスパイというのは仕事をしてもその痕跡を残さない。

影であるスパイは優秀であればこそ異名などつくことはないのだ。

一緒に仕事をしてる俺と社長以外彼女の情報は知らないし
俺が知ってる情報だって信用できたものではない。



ちょっとー!いつまで一人でしゃべってんの!?
置いてくよ!


あ、ちょっと待ってくださいよエリカさーん!


エリカさんは飾らない人だ。
スパイのイメージに反して姉御肌で明るくさっぱりした性格をしている。



うるさい!静かにしてよ!もう!


照れ屋なところもまたかわいい


だからうるさい!


痛い!痛い!耳引っ張らないで!


今日に関してはあんたの面倒見きれないかもだからね!


え?今日のミッションってチップの受け渡しですよね?
いつもやってるし、そんな危険なミッションですか?


いやな予感がするのよ。
勘なんだけど



エリカさんの勘は当たる。

だから受け渡し場所のお台場についてから俺たちは
周りにいつも以上に気を配りながらカップルになりすましてウロウロしていた。


受け渡しまでは時間があったので観覧車に乗った。


中にいれば声を聴かれる心配はない。



エリカさん、ばれてますね。
敵がいま、、、

黙って。


エリカさんは突然キスをして俺の口を塞いだ。



俺の動揺するチェリーハートを無視して
エリカさんはキスをしたまま口を動かした。



口の動きで会話を悟られる。
このまま会話して。


ふぇ?



照れてる場合じゃないから。
あなた敵が何人いるのを見つけた?


3、いや4人ですか?







300よ。








さんびゃく!?



社長、裏切ったわね。
強力すぎる私の力を恐れたのよ。
会社の総力を結集して私達を消す気よ。



えっ?じゃあどうするんですか!?



観覧車は頂上を過ぎようとしてるあたりだった。




逃げるのよ


え?



それからチップが入ってると思ってたこのバック。
爆発するから


、、、え?



エリカさんは俺の唇から唇を離すと観覧車のドアに触れ呟いた。


「硬化」


瞬く間にグニャグニャなったドアをこじ開け

エリカさんは俺の手をとり


飛び出した!!



地上100mはある高さから!!




「無風!!」



その刹那、突風が吹き俺とエリカさんは海の方へ吹き飛ばされた



背後では観覧車がど派手に爆発する音が聞こえる。
あそこにいたら確実に死んでただろう。


観覧車から100mほど離れたあたりに俺たちは落下した。

どんどんコンクリートの地面が近づいてくる。



激突する!



そう思った瞬間エリカさんは

「硬化!」


そう叫んだ。




俺が激突してぺしゃんこになるはずだった地面は

最新の衝撃吸収素材のようだった。


一切の怪我なく俺たちは着地することに成功した。



そう。これがエリカさんが最強たる所以。


エリカさんの呟いたことは嘘になる
空間支配系能力の最高峰。


ライアーゲームだ。




このまま船に乗って逃げるよ!



そうはいかんな。



今まで誰もいなかったはずの港で
大勢の組織の人間に囲まれている。



エリカさんの300という読みもあながち間違ってなさそうだ。



しかし疑問なのは突如現れた能力者たち。

瞬間移動の能力者なら見たことがある。

しかし瞬間移動の能力者が300人とは考えづらい。


どういうことだろうか。



どーでもいーよ。めんどくさい。


全員殺すから。




敵の能力者たちが身構えた。



私と菅谷の周り以外、
みーんな重力70%off!!



ドンッ



一瞬で300の能力者がぺっちゃんこだ。



私に、勝とうと思ったら、3000は、連れて来いや。


その声には疲労の色が感じ取れた。


ライアーゲームは支配した空間の範囲とウソの大きさに比例して体力を消費する。


エリカさんが物に触れて能力を使うのは、体力の消費を防ぐためだ。




パチン!



指を鳴らす音。




すると時が巻き戻されたように
さっきの300がまた周りを取り囲んでいた。



どういうことだ!?



チッ!厄介だな。
重力70%オフ!!



しかしエリカさんの体力は無駄に浪費されるだけだった。


何度倒しても蘇る能力者たち。



エリカさんの体力は、尽きた。


それを確認すると一人の男が前に出た。


私は社長の右腕タカシロ。


音や映像匂いまでを自在に創り出す能力


ハイパーメディアクリエイターの使い手です。



く、空間支配系能力者か、、、



では消えてもらいましょう。
エリカ

いやSaint Paul Erika Crown
~聖なるエリカ女王~よ。


よく調べてるじゃない。変態野郎。



え、エリカさんがあの滅亡した王国の女王にして最後の生き残り“SPEC“だって!?



国を消した組織に入り込んだまではよかったんだけどなー
ばれちゃったか。


社長の能力、ヘルタースケルターの前で隠し事など無意味です。


やっぱ、沢尻会のトップは伊達じゃないね。


菅谷ごめん。地獄まで付き合って。

エリカさんは力なく横たわったまま言った。

どこまででも、お供しますよ。










その時、俺は体の中で何かが目覚めるのを感じた。


それに感づいたタカシロが俺を消しにかかる
タカシロの能力の恐ろしいところは触覚にすら影響を与えるところ。


つまりタカシロの生み出した幻覚は物理的ダメージを与えることができる。


タカシロの幻覚が俺に襲いかかる。



俺は能力を発動した。


"大切ナモノハ スベテ君ガ 教エテクレタ"







エリカさんがおもむろに立ち上がり

つぶやいた。



不発。



その刹那、タカシロが爆発し、幻覚も消えた。

おそらくタカシロはなにをされたかもわかってないだろう。


俺の
大切なものは全て君が教えてくれた

はファーストキスをした相手のパワーを何倍にも引き上げる能力だったのだ。










いやキスもしたことなかったんかい!


エリカさんは笑いながらつっこんだ。


キスが能力の覚醒条件じゃそりゃ目覚めないわけだわ。

ま、いっか。
使えそうだし、
あんた一生私のパートナーけってー!!


ぇえ!?


なに?いやなの?こんな美人とずっと一緒にいられるのよ。


あ、いやじゃないすけど!


じゃあ行くよ。船に乗って。


え?どこに?


私の故郷、アマルフィにしゅっぱっーつ!!








次回予告!!

沢尻会第二の刺客
多部未華子襲来!!
まさかの2人目のライアーゲームの能力者との闘いで窮地に陥る2人!!
その時、エリカさんの考えた秘策とは?


第二話!!作戦名はコードブルー!!
ドーントミスイット!!













なにこれ?



僕から以上!あったかくして寝ろよー