ダイニングバー
「ときたま」
2話
お昼ご飯と酒と占い
10 みこたと楽しい仲間たち
そして、、、恋。
ダイニングバー「ときたま」の二階のフロアーは、広い
わたしみこたのお城ルームなのである。
何でもあるのだ。滑り台、ジャングルジムに、トンネル遊び、
ピンクのベットルーム。ハンモック。ふわふわソファー。
ぬいぐるみたち。おやつは淳子さまの差し入れが、バスケット一杯。
いずもりんとソファーでお話ししていると、
照美がやってきた。
「みこた。新しいお友達が来たのよ。仲よくね。」
(にゃおん)
ドアからゆっくりと入ってっ来た猫は、大きな三毛猫。
(こんにちは。わたしはみこた。こちらはいずもりん。あなたは?)
(はじめまして、おれ、、、レオ。
ハーレって言う大きなバイクの横に乗ってここに来たんだ。
ご主人は今、テラスで美人の女史とデート中さ。
おれのご主人かっこいいんだぜ。)
出窓から淳子さまのデートを見ていたみゅうさまが、大きな耳を動かした。
(あら、、、。あなた二階堂さまの猫私、美人の淳子さまの猫のみゅう。)
(かわいい、、、、。どストライクやで、、、。好みやんか、美しいやんか、みゅうちゃん。)
(関西弁
なんや、関西かいな。はよいうてよ。うちも、関西生まれなんよ。
東京弁肩こるわー。ご主人さまからの言いつけで、関西風な鳴き方したらダメなんよ。
いろいろあるけど、なんやうれしいわーレオさま。うちの好みやしー。
かっこいいわ。)
(せやな、せやで、おれも人前では東京風な鳴き方せえっていわれとんねん。
きっついやろー
わかるわみゅうちゃん。なーみんなもわかるやろ。)
なんだか、、、。いい感じよかった。仲良くなってくれて、、、。
そうなんだ、、。関西なんだ、、。
(うちもかんさんなんやけど、、、。)と、いずもりん、、、。
(関西生まれはうちもやでー。)と私もなんだ。
(みんな関西やん。)
今日はなんだか同窓会みたいな
雰囲気になってきた、、、。
なんだかうれしくなってきた。
いずもりんと、トンネル遊びをすることにした。
淳子さまは、テラスで男前紳士とアフタヌーンティタイムである。
みゅうさまと、レオさまは、出窓からふたりを眺めているのを見つけた。
穏やかな日差しの午後は、美味しいおやつと、
楽しい仲間たちの時間が、まったりと流れていた。
by紗季さま。
心の処方箋。たのしい仲間たちぞくぞくと登場するにゃん。