畳表の生産者さんから言わせるとそのような製品はもう常識外れなわけです。
農薬使わないということは、雑草や病害虫の餌食になりますし、化学肥料使わないということは、縦方向に伸ばすのに即効性のある手段を使わないということなので、品質や収量の面で大きなリスクを負うことになります。
上のようなリスクを回避するのに沢山の労力や手間がかかり、高度な技術と経験が必要となるので、やってる人がほとんどいないのが現状です。
その代わりそのようにして仕上げられた製品は、しっかりした草質でツヤが素晴らしいのです。
少し大袈裟ですが、一般に出回っている畳表とは別物といっても良いくらいです。
そして、この品物の大きな意義として、極端な化学系のアレルギー持ちの人に最適だという点です。
普通の畳表。。。残留物検査をクリアしている品物にも反応する人がおられるそうです。
精確な検査をさえくぐり抜けてしまうほどの微量な農薬化学肥料の分子でアレルギー反応出る人が使用しても大丈夫な畳ということです。
そういう人がお客さんにいたら、この畳を勧めようと思い、2年ほど仕入れたのですが。。
おられなかったですね。。
自分の所では。
1年目は、なんとなくノリで勧めて結構施工したのですが、売れば売るほどあるジレンマに。
この畳は農薬使ってないんですよー、化学肥料も使ってないんですよーってやるんですが、確かにお客さん受けがいいんですよ。
お客さんも、「んじゃ、この健康にいいやつで」なんつったりして。
健康にいい農薬未使用の畳?
んでは、普通栽培の畳って健康に悪い?
そんなことはないよなーって考えれば考えるほど積極的に売る気が無くなってきたという。
いや、上でも書きましたが、品物は超一級品です。農薬未使用というのを抜きにしても、定番で数種類扱いたいと思ったくらいですが…
結局、積極的には扱いませんでした。
理由は、この手の生産者さんはごく少数。もしかしたらこの生産者さん1人のみ?
なので安定供給に不安がありました。
あと、本当に化学系のアレルギー持ちで困ってる人にこの品物は届けられるべきだと思ったので。
言葉のアヤ的な感じで売るべきものではないなと思ったのでした。今やデットストックに。
と言いつつも、たまに忘れた頃に出ます。
体が弱くて、いろんなアレルギーあるとかいう人がいたりすると、ちょっと提案したりします。
あと香りも普通のと比べるとマイルドなので、刺激弱めがいいという場合もこの品物かなあと。
そんな感じで、この間久々に施工しました。
あと40畳ほどあります。
ちょっと長期の在庫になってしまったのでアウトレット扱いでかなりお得になってます(笑)


