株には「輸出関連」と「内需関連」の、大きく2つの種類がある。
輸出関連は、おもに国内で生産・加工して外国に販売するので、円安になると売上・利益が増えるため株価が上がりやすくなる。
内需関連は国内で販売するので、使われる原材料やエネルギーが安い方が売上・利益が増えるため、円高になると株価が上がりやすくなる。
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ただ、どちらも共通するのは、国内の経済環境が整えられていることが必要だということ。
国内で動くお金(需要)が十分でなければ
輸出関連では「外国に売るモノが十分に作れない」し
内需関連では「そもそもモノが売れない」
要するに…
国内で十分な需要が必要だということ。
これがなければ、そもそも生産や売上、利益など生まれないわけで、(その先にある)賃金の上昇や利益率などと言ってる状態ではない。
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この国は、本来なら「経済的に異常事態」とされる「需要不足」の状態が “慢性的” になっている。
しかも!
総供給(潜在GDP)を「最大概念」から「平均概念」に変えただけでなく
先日、内閣府が “さらに” 引き下げた
…にも関わらず、需要不足の状態が続いている。
この状態を放置し続けておいて、持続的な経済成長=株高につながる “わけがない” !!!
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もう何年も “しつこく” 言い続けているけど、「“大至急”、需要不足を解消するだけでなく、さらに十分な需要超過の状態にすべき」で、それはゴールではなく、あくまでもスタート。