先の続きで、森永さんがBI(ベーシックインカム:毎月もらえる定額給付金)について話していました。
彼はだいたい次のようなことを言っていました。
毎月お金をもらえると…
まず、お金をもらうと誰も働かなくなる…というのはちがう!働きます!
ただ、働く動機や目的が変わる。
たとえば若者が、今の「お金のために働く」のではなく、「自分生きがいにつながるようなことのために働く」と言っていました。
また、「今のコロナ禍で生活のためにやりたくないことをやって、(しかも)貧困が続く」という感じのことを言っていました。
まぁ、たしかにそういう一面はありますね。
ただ、ボクはあくまでもMMTの考えに沿っていて…
本来の経済成長(対策)だと、政府がお金を会社に直接流す(会社を起点にする)ことで経済をまわすのが定石だし、異論はありません。
ただ、いかんせん、これまで何十年もデフレ状態を放置してきた結果、市中経済がかなり痛めつけられていて、さらにこのコロナでほぼトドメを刺されている現状では、企業のレベルではなく、もはや個人を起点に経済を動かしていかなければ、倒産・廃業だけでなく自殺者も恐ろしく増えると考えているからです。
どちらにせよ、今のデフレ状況では、反緊縮・消費税廃止という方向性で進むのであれば、その経済対策には賛同する立場です。
ベーシックインカムに関しては、「これが導入されたら、貧困で苦しんでいる人たちは本当に助かるだろうし、経済対策としても早く効果があらわれるだろうなぁ」と思っています。