Österreich 20238. Monate

 

皆さんこんにちは!オーストリアに長期留学している大学生ですオッドアイ猫

日本は10月に入っても暑さが続いていると聞きましたが、いかがお過ごしでしょうか...はてなマークオーストリアも、10月の初旬は半袖で過ごせる日があり、みんな普通じゃないと言っていました魂が抜ける地球温暖化進んでいるのでしょうね...。

本来であれば、山に雪が降っていてもいい時期なのですが、暫くは積もる気配はなさそうですネガティブオーストリアの西側は地形的に山脈が多く、ウィンタースポーツが盛んなので、インスブルックの人たちは雪が待ち遠しいと思っているようです雪の結晶

 

そんなこんなで、私の留学生活は2/3が終わろうとしています...!早い!無気力

大学も秋学期が始まり、新たな留学生活後半戦がスタートですビックリマーク

今学期は少し気合を入れて、全てドイツ語の授業を受講することにしましたメラメラ(欧米の大学は言語が充実しているので、英語で実施する授業も多くあります。)

今回、留学先で選択した専攻は美術史なので、ヨーロッパにおける美術の歴史を学ぶのですが、意外と専門用語が多くてムズイ...!笑(あと覚えることも多い!辛)

日本ではなかなか学科として美術史が学べるところは少ないと思い、良い機会だと感じて取ったのですが、予備知識がほぼない状態で他言語で学ぶって結構労力がいりますね笑。結構ヒーヒーしてますが、ドイツ語の勉強と並行して、それなりに楽しく学んでいけたらと思っていますニコニコ

 

さて、また前置きが長くなりましたが(;'∀')、今月は友達との予定が重なり、予想以上にお出かけをしてきたので、それについて書いていこうと思います音譜

 

今月のつぶやき

1. ファドゥーツ(リヒテンシュタイン)

2. キーム湖(ドイツ)

3. ノイシュバンシュタイン城(ドイツ)

4. トラッツベルク城(オーストリア)

(国境は跨いでいますが、今回は全部ドイツ語圏でした!嬉しい(?))

 

1. Vaduz(ファドゥーツ)

ファドゥーツはリヒテンシュタインの首都で、オーストリアとスイスの間に位置している小さな国です。人口は5,000人程で、街の雰囲気もこじんまりとしていて、落ち着いた国という印象を受けました。

ここに来たのは、スイスの友人と待ち合わせをするためで、お互いの住んでいる場所のちょうど真ん中にあったということで、リヒテンシュタインを訪れることにしましたニコニコ

日曜日だったということもあり、人はまばらで旧市街も観光客の団体が何組かいる程度で、非常に落ち着いていました照れ(ヨーロッパはキリスト教に基づいて日曜日が安息日となっているため、ほとんどの店も閉まっており、人々は基本家で家族や友人とのんびり過ごしています)

 

この国に来たのは今回が初めてだったのですが、どうやら昔は切手を発行することで栄えたようで、郵便博物館というのがあったので、訪れました。

国の収入の数パーセントが切手で賄われていたようで、切手が大事な産業として発展したようです。

博物館は小さいですが無料で閲覧でき、国内から国外まで様々な切手を見ることができましたニコニコ旧市街中にも切手のモニュメントがありました音譜

 

あまりこの国に旅をすることは少ないと思いますが、もしスイスやオーストリアを旅する際は、1日で十分に観光できるので、訪れてみると良いかもですキラキラ

 

2. Chiemsee(キーム湖)

友人に誘われて、ドイツのバイエルン州で一番大きいとされるキーム湖に連れてきてもらいましたキラキラ

海も良いですが、湖は潮の匂いがせず、穏やかに水が存在していて、冷たく涼しい空気を運んでくれるのがとても心地良かったですニコニコ

友達曰く、この湖の真ん中にへーレン島(Herreninsel)という島があり、そこにかつてのバイエルン王が建設したというヘレンキーム城が、ヴェルサイユ宮殿をモデルにした豪華な宮殿で、それを見学したいのだそうです目

 

島までは10分程度しかかからないのですが、そこそこ立派な船で行きました船

 

島に到着してからは、徒歩または馬車でお城まで向かいます走る人

道や草木もしっかり整備されていたので、天気の良い中お散歩気分で気持ちよくお城まで歩いて行くことができました音譜

そして、少し遠めからの写真しかないのですが、こちらがヘレンキーム城ですビックリマーク

先月のブログでも書いたのですが、ちょうどパリでヴェルサイユ宮殿に行ったばかりだったので、お城の建て構えや塗装、庭の構造や配置など、(規模は小さいですが)確かにヴェルサイユ宮殿との類似点を多く見つけることができます。

 

城内は残念ながら撮影禁止でしたが、ガイド付きの城内見学ツアーに参加しました!城内は本当にあふれんばかりの装飾で、ロココ様式、ロカイユ装飾が凄かったです無気力

(ロカイユ装飾は草花をモチーフにしつつ淡い色調をメインに使用するので、現代の人でも魅了される骨董品が沢山あって、昔の人とは思えない感性で常々驚きました笑。)

また、ベルサイユ宮殿と同様、鏡の間もありましたビックリマーク自由に歩くことは出来ないのですが、その全長はなんとヴェルサイユ宮殿の鏡の間よりも長いそうですびっくり

 

城内ガイドツアーの他に、バイエルン王、ルードヴィヒ2世についての博物館もあり、こちらは撮影可能で自由に見学できるのでおススメですキラキラ

(実はこのお城、規模は小さいながらバイエルン王が建築した3つの建造物の中でも飛びぬけた費用がかかっており、一方、使用頻度が極端に少なかったため、現在まで綺麗な状態で保たれているようです。)

 

ヨーロッパの王族の歴史はほとんど知識がなかったのですが(高校時代は日本史・日本史探求専攻で世界史とほぼ無縁笑)、色々な新しい知識を知ることができて良かったです照れ

ヴェルサイユ宮殿の雰囲気も感じられるため、少しでもその一端を感じてみたい!と思う方や、ルードヴィヒ2世に関心のある方は訪れてみると良いかもしれないです音譜

 

3. Schloss Neuschwanstein(ノイシュバンシュタイン城)

キーム湖から西に移動して、同じドイツのバイエルン州にあるノイシュバンシュタイン城にやってきました!(※バイエルン州は大きい州なので、キーム湖とはかなり距離があります)

ドイツにあるとはいえ、なんとオーストリア国境を越えてから車でたったの10分程度の位置にそびえていますキョロキョロ

 

こちらも先ほど紹介したヘレンキーム城を建設したルードヴィヒ2世により建てられたお城で、シンデレラ城のモデルになったとされていますキラキラ

白い壁が現代的で、19世紀に建築されたとは思えない綺麗で若々しい(?)見た目をしていて遠くから見ても、とても美しいお城でしたドキドキ(ただしこのお城、建築途中でルードヴィヒ2世が亡くなり、経済面で未完成で終わっています。本来はもっと大きくなる予定だったそうな、。)

 

ちなみに、ドイツ語で"Schwan(シュバン)"は「白鳥」という意味で、ルードヴィヒ2世が白鳥が好きだったことから名付けられたようです。(また、”Stein”は「石」という意味なので、直訳すると「白鳥石の城」ですね笑。お城が白いのは白鳥をイメージしているからなのかもしれません。)

 

館内は現地でタイムスロットのチケットを購入するか、事前にインターネットで予約をすることで、ガイド付きツアーに参加することが出来ますラブ

残念ながら、館内は撮影禁止ですが、壁面に所狭しと絵画が描かれており、装飾も豪華で、非常に圧巻でした。(やりすぎかっと思うほどの飾りっぷりで、白鳥の絵画や装飾が多くありました笑)

少しネタバレですが、城内はヘレンキーム城のようなロココ様式を代表する、淡いメルヘンな装飾ではなく、比較的高明度低彩度な色で、力強さを感じる絵画や装飾が多く、シンデレラ城のイメージを連想させる外装とのギャップが個人的には良かったですグラサン

 

また、お城から15分程度歩くと橋があり、上の写真はそこで撮影したものですカメラ

お城全体を撮影するためには、目の前だと勿論ですが画面に全部収まらないですし、他の位置からだと森で隠れてしまったりするので、こちらの橋から撮影するのがおススメですキラキラ

(ただし、橋は少し揺れたり、下が見えたりするので、高所恐怖症の人はご注意です!私と一緒に行った友人も高所恐怖症でしたが、何とか手すりに捕まって絶景を眺めることができていました:))

 

やはりディズニー作品のモデルとなったこともあり、ツアー観光客が沢山訪れていました。ドイツのミュンヘンからだと日帰り観光も可能な距離なので、ディズニー好きの方は特におススメできるスポットです音譜(気分をあげてディズニーカチューシャなど持っていくのも良い思い出になるかも)

 

4. Tratzberg(トラッツベルク城)

こちらは16世紀に建設されたオーストリアのチロル州に位置するお城です目

今まで紹介してきたお城に比べると規模の小さいお城ですが、ルネッサンス様式を現代まで残し、現在でも、かつて貴族でこの城を所有していた子孫が代々このお城を管理、維持している珍しいお城ですキョロキョロ(普通お城は州や国が所有することがほとんどですからね...)

 

外装は白いだけなのですが、上の写真の中庭の装飾絵画はとっても綺麗でした!キラキラ

館内は案内人付きのオーディオガイドで見学できます。用意されているのは8か国語で、アジア圏からは何故か日本語だけが採用されており、私は日本語で見学をすることができました笑。

館内撮影は残念ながらできませんでしたが、装飾などは木製がほとんどで、ルネサンス様式が代表する建築や家具を始め、どこか歴史を思い起こさせる趣深いお城でしたドキドキ

ちなみに、お城は丘の上に位置しているので、森の中を20分ほど歩く必要がありますが、上の写真のように可愛らしい列車も運行しているので、こちらを利用するのも良い思い出になりそうです音譜

 

地元の人や、少しマニアックな人しか知らないお城かもしれないですが、オーストリアのチロル州を訪れた際は、お城に訪れて歴史の一端を覗いてみるのもいいかもしれませんニコニコ

 

***

というわけで、今月はオーストリア近辺のドイツ語圏の観光地を友人と訪れてきました!

最初はそこまで予定がなかったのですが、意外と予定が増えて、思い出も増やすことができました飛び出すハート

 

ちなみに、上記のトラッツベルク城から20分程度離れた場所に、チロル州で最大の湖であるアッへン湖もあり、友人の車に乗せてもらって訪れましたラブ

秋空の快晴の下で、湖の水が輝いていて、空気も美味しくとても心地が良かったです照れ

夏場はリゾート地になるようで、湖沿いには高級ホテルが連立していました笑。

この時期はシーズンが過ぎているので人はまばらでしたが、その方が自然を感じられて良いかもしれませんドキドキ

 

今の時期、天気が良いと秋らしさを感じさせるカラッとした青空と空気感がとても気持ちの良い季節ですねキラキラ

オーストリアは、日本ほど季節感を重要視する文化はないので、レストランで期間限定の商品が提供されたり、スーパーで焼き芋などが出回らないので、いまいち季節感を感じずらく、その点少しもの寂しく感じている所ですが、森の葉は少しずつ色づいていて、ちょっとした秋を感じさせてくれますもみじ

 

気温に関しては、先月と比べてぐっと下がり、朝や夜は上着がないと外に出れない程になってきたので、本格的な冬も近そうです雪

私は冬にまたドイツ語の試験を受験したいと思っているので、それに向けて頑張っていこうと思いますメラメラ

 

ここまでご精読頂きありがとうございました!!

ではまた来月パー