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HOLGAに焦がれて

思いつくまま書き綴った詩と、HOLGAレンズを使って、LOMO風に撮った写真を、展示しています。どうぞごゆっくりご鑑賞ください。  

熱い乾いた地面に、雨が降る。

ジュッと音がして、雨が消える。

地面に落ちて蒸発して、天に上り、

又、雨になって落ちてくる。

ジュッと音がして、雨が消え、

天に上り、雨になる。

雨は、嬉しそうにくりかえした。

その内、地面が冷えて来て、

雨は、ジュッと消える事がなくなった。

雨の勝ちだ。

だが、雨は、地面に残って天に戻れなくなった。

雨は、小川に流れて池に入り、水になった。

水としてこれからをすごさなければならなくなった。

 

今回は、奈良にある、長岳寺の本堂の前の池の写真。

雨が降りそうな雰囲気。

カキツバタの花が綺麗にさいていた。

 

 

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水辺にたたずみ、街を見る。

街がきれいに水面に、映っている。

映った街の中を、人々が動いている。

楽しそうに動いている。

笑っている人もいる。

歌っている人もいる。

一筋の風が吹き、

波が立って、水面をざわつかした。

そして街も、人も、全て消えた。

波は、しばらく続いていた。

もうなにも映らなかった。

 

今回の写真は、奈良の興福寺にある猿沢池の写真。

晴れた日には、五重塔が映り込み好い景観が見れる。

 

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横断歩道を渡る。

かっこよく渡る。

ビートルズの様に渡る。

だけど、こっちは一人だ。

どこかちがう。

だけど、一人で渡れる。

それでいい。

リバプールでなくてもいい。

それでいい。

 

今回の写真は、横断歩道の写真。

奈良の興福寺を横切っている道の横断歩道。

道が狭いので4人だと縦に並んで歩けない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰かが言った。

ヤツはニセモノだ。

男が言った。

オレは、ニセモノではない。

みんなが言った。

ヤツはニセモノだ。

男が言った。

オレは、ニセモノではない。

犬や猫まで言った。

ヤツはニセモノだ。

男は、オレは本物だと叫んだ。

男は、叫んで、叫んで、咽喉から血が出た。

男の声は、地球の裏側にまでとどいた。

オレハ、ホンモノダ。

男は叫び続けて、力尽きて死んだ。

男は、本物だった。

男が居た世界がニセモノだった。

 

今回の写真は、ガラスに映った風景の写真。

どれが本物でどれがニセモノか判らない。

眼に見える物でも真贋が不明な時がある。

 

6/11

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おっさんが、チャリに乗って、走っている。

ママチャリに乗って走っている。

得意げに、走っている。

どんな所でも走っている。

おっさんに、聞く。

チャリは、楽しいか。

おっさんは、言う。

パチンコより良いぞ。

おっさんは、子供みたいに、はしゃいでいる。

俺は、おっさんがうらやましくなった。

 

今回の写真は、東大寺の参道の写真。

普段は、観光客が多くて、自転車では、走れないが、

今は、コロナウイルスの影響で観光客が減り、自転車で走れ回れる。