WARACONA WEBLOG

WARACONA WEBLOG

THE SPACE PUNK ROCK.

お久し振りでございます。
ブログの記事を更新する度にお久し振りでございます。
前回から3年半が経っています。

毎回「定期的に更新せねば」と思いつつ、
しないんですよね。
まあ不定期に更新したりしなかったりするので、
たまに突然現れるコンテンツだと思っておいてください。

さて、この空白の3年半で何があったかと申しますと、
2024年の6月に「美しい世界」というCDを発売、
2025年の11月に「W」というCDを発売。
そこから「THIS IS W TOUR」と題し、ツアーに出ました。

色んなライブハウスに赴き、色んなライブをして、
遂に今年3月、出雲アポロにてツアーファイナルを迎えました。
そのツアーファイナルで新たなCD「WLTRA」を発売して、
今月25日からまたツアーに出るわけですが、
それはまた別のお話。

今日はTHIS IS W TOURのファイナルに関するお話です。
昨日4/14、奇しくもツアーファイナルから1ヶ月。
ファイナルの会場に飾っていただいたお花を片付けました。
これはWARACONAの「ファン」の1人が贈ってくれ、
会場である出雲アポロに問い合わせて飾ってくれたお花。
それをメンバーそれぞれ持ち帰ったもの。

お花以外にもメンバーの写真が入ったシャンパンや、
メンバーを模した人形を手作りしてくれたものも飾ってあり、
心の底から嬉しかった。
シャンパンなんて勿体無くて飲めねぇよ。
いつ飲めばいいんだこれ。



WARACONAを本格始動してからの14年間、
お花をいただいたのは初めての経験で、
飾りつけなんて、他のバンドやアイドルに贈られるもので、
我々はまさか自分達に贈ってもらう日が来るとは、
想像さえしていなかった。

他のアーティストのライブ会場に飾ってあるお花を見て、
「すごいなー。いいなー。」なんて思ってた程度だ。
それがライブ当日、突然飾り付けられているのを見て、
一瞬脳が処理しきれなくてフリーズしたのを覚えている。

上記に「ファン」とカッコ書きしたのは、
未だに「ファン」と呼ぶ事に慣れていないせいだ。

「WARACONAの事を好いてくれている人」や
「WARACONAのライブに来てくれる人」という言い方、
そういう認識をしていたのだが、
基本的にはそういう方の中には既に「一番」がいて、
WARACONA「も」好き。
だから「ファン」と呼ぶのもおこがましいと思っていた。

別に「ファンの定義」なんて論ずるつもりもないし、
一番だろうが二番だろうが、好きだろうが嫌いだろうが、
人生の貴重な30分、25分という時間を、
WARACONAのライブを観る為に使ってくれる事はありがたいのだが、
それでも「WARACONAのファンか」と考えると
はっきりと肯定はできないでいた。

最近ようやく、「ファン」と呼んでもいいのかな?
と思えるようになった。

少し言い方が難しいのだけれど、
WARACONAを始めて10数年、
「ファンがいる」という実感も無く活動を続けてきた。
俺達は虚空に向かって叫び続けていたのだ。
たまに投げられる「WARACONAも好きだよ!」という、
他のバンドのファンの方からの温かい言葉を噛み締めて。
だがここ数年、ほんの2年くらいか。
胸を張って「ファン」と呼べる人たちがいる。
君やあなた、そしてお前の事だ。

「ファンが応援してくれている」
「ファンが楽しみにしてくれている」
その全能感たるや、その無敵感たるや。
つい数ヶ月前の、とある遠征の帰り、
深夜の高速を走りながらおむりーと話した。
「他のバンドって、こんな気持ちだったんだな。そりゃ頑張れるよな。最強じゃんか。」

別に突然演奏が上手くなったわけでもない。
突然キラーチューンが生まれたわけでもない。
突然容姿端麗になったわけでもない。
元々キラーチューンの宝庫だし、
元々容姿端麗だし、
……演奏は、知らん。
拙いながらもバンドを続けているが、
元々WARACONAはWARACONAで、
今でも「島根で最も必要とされていない音楽」なのだ。

活動を始めた頃から14年間、
ずっと売り続けているグッズの在庫を
未だに抱えている地方バンドなのだ。

今となっては笑い話として話しているが、
自主企画したレコ発ライブで発売したCDが1枚も売れずに、
蓋を開けただけの段ボールを家に持ち帰り、
Twitterで「楽しい夜だった。ありがとう。」
と呟く様なバンドなのだ。

けれど、何の反応もない壁に打ち続けていた球が、
知らない間に何処かへ転がって、それを拾ってくれた人がいる。
「ちょっと投げ返してみようかな」
と、投げてくれた人がいる。
そんな事、今までなかったもんだから、
我々も戸惑いながらもまた球を投げてみる。
そうしたらまた返してくれて、いつの間にか華麗なラリーを続けられている。

ツアー10本のライブに全部来てくれて、
ファイナルで花を飾りつけてくれ、
新しいトピックを発表すると反応をくれる。
自分の好きなバンドやアイドルとライブの日が重なったら
「どうしよう」と悩んでくれる、
住んでいる地域の近くにライブに行くと、来てくれる。
何より、動向を気にしてくれる。

そんな「ファン」が居てくれる。
そんなの、頑張っちゃうじゃないか。

他のバンドからしたら、初歩の初歩、
「そんな事」と吐き捨てられるかもしれないけれど、
WARACONAにとっては14年でやっと辿り着いた境地。

「名前だけはやたら知られているおじさん」
「私の好きなバンドのMVを撮ってくれた人」
「俺の好きなアイドルのロゴを作ってくれた人」
「なんかライブハウスでよく見る人」
それが「WARACONAのystk」になれたかな。

「ystkがやってるバンド」が
「WARACONA」になれたかな。

ライブハウスに確かめに来てみてくださいな。