日ノ岡古墳2  - 蕨手文の始祖? - | 蕨手のブログ

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左右:様々な蕨手文

 前回は余り触れなかったが、日ノ岡古墳は私のハンドルネームとなっている蕨手文が数多く描かれることでも知られている。
 奥壁や側壁の各所に最もオーソドックスな外巻きタイプの文様が合計16個が描かれている。その数の多さでは他を圧倒している(類例は少ないが)。文様は赤で蕨を描き、その外側を白、更に緑か青の順で縁取られている。幾何学文が主題であるため、その間隙に添えられる形での配置ではある。

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 今ひとつ、蕨手文はこの古墳に描かれたのが最初(始祖)ではないかとも言われている。描かれた古墳の中で石室構造が最も古式で、文様の形態もシンプルで小さいためである。ここで最初に描かれた文様が次第に大きく発達して王塚、田代太田、塚花塚、重定、珍敷塚と継承され主文化していった過程を思うと感慨深い。