マッサンに涙 | 明るいワラビネーゼの生活

明るいワラビネーゼの生活

自称ご近所に住む漫画家北川玲子/きたがわれいこが、毎日のちょっとした出来事や楽しみごとを書いて見ました。
週末は長年習っている大人のクラシックバレエのことを4コマ漫画にしてアップしています。

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売れるのって
本当に難しいんですよ


何のことかというと
NHKの「マッサン」
見ています

いいお話ですね


きたがわはお酒は好きで
昔、柏市にある
ニッカのウイスキー工場(こちらはびんに詰める工場)に
見学にいったことがあるぐらい

ウイスキーはロック!!
水や炭酸は入れません!!

ほんとうは氷は冷えるから
ストレートでもいいぐらいなんだけど
(さすがに自分的に心配)


というわけで「マッサン」
見ています


録画してイッキ見するので
感想にタイムラグができてしまうんですが

先週の回
本場のスコッチウイスキーをめざしていた
マッサンが
あまりにも不評なことを目の当たりにして
日本人の味覚に合うようにと

あえて信念を曲げて
ピートの香りのほとんどしない
ウイスキーを作ったのに
全然売れず

「おいしいウイスキーがなんなのか
わからなくなってしまった」
とエリーに抱きしめられ泣くシーンで
思わずきたがわも涙してしまいました

売れるっていうことは
とても難しいことですね

きたがわの仕事もそうです

作り手側が
これはいいもの
質が高いものだと思っても

ドラマのように

必ずしも売れるわけではないのです


きたがわの場合も
手を抜くということはしませんが

ぜんぜん話が思いつかなくて、
苦し紛れに描いた話が
なぜかアンケートがよかったり

自分でいい話だと思った作品が
そんなでもなかったりとか


ままあることです


じゃあ
ちょっと手を抜いたほうがいいのか
お客の好みを完全にねらえば
うまくいくのかというと

やはりドラマのように
うまくいくものではないのです

(といっても
きたがわ、そんなことしないし
渾身の作で
ちゃんと順位をとってる
作品もありますから
ご心配なく、笑)


とはいえ、きたがわも一時期
某誌でアンケートが悪いと言われ続け
悩んだ・・・
というよりは不愉快!!!!(笑)
だった時期がありました


で、きたがわはどうしたかというと・・・


マッサンのように
「やめさせて下さい」
と辞表・・・ではなくFAXを送りました


で、どうなったかというと・・・




きたがわはあいかわらず漫画を描いております


そしてその時の編集者はその出版社をやめ
次の出版社もやめ
わたしの知る範囲では
たぶん、業界やめたかな?



俗に
「読者はあなどってはいけないが
いうとおりにしてもいけない」
という言葉があります


何が言いたいのか
とは思うでしょうが


それは想像におまかせ




ドラマに話題を戻しましょう


マッサンはお酒の神さまに
誠実であることを選んだのですね


実話に基づいているので
ある程度の着地点は想像できますが

それでもどうなるか
どうなるかと
続きが気になるのは
脚本の力と
俳優さんの魅力ですね

これからも楽しみラブラブ!