何だかこの頃、家庭を持つことの意味を考えさせられる。

めでたく友達が結婚を決めたり、世間ではダルビッシュや浜崎あゆみとかいろいろある。

だからというわけではないと思うが、たまたまラジオで流れていた竹内まりやの「家に帰ろう」が頭に残って歌詞がぐるぐる台風ヘビーローテーションしている。

音符好きな歌違う、選ぶ絵も違う
でもいちばん私を知っている

見飽きたはずのあなたでも
いとしいマイスィートスウィートホーム音符

中島みゆき、松任谷由実、そして竹内まりや。年齢も近いこの3人が女性シンガーソングライターの神と言ってよいだろう。どれも好きだしCDもたくさん持っている。

中島みゆきの歌詞の巧みさ、力強さ。ユーミンのメロディに特徴的な声。個々の要素の鮮烈さや力強さでは、竹内まりやはそんなに際立ったものではないかと思う。

が、この頃一番心に残るのは竹内まりや。ナチュラルで力の抜けた自然体の歌詞、メロディ、歌声のバランスがちょうどよい。映画監督でいえば、小津安二郎みたいなトーンというか。

肩の力を抜いた自然体。
力みが無い分深い。

それが一番心地よい。

音符幻だけの恋ならば100回でもできる
それなら二人でここで暮らそう
100歳になるまで音符

やっぱり理想よりも現実やね。

大上段に理想を掲げず、足るを知る、分を知る賢さ、地に足をつけて決して背伸びもしない。情熱を内に秘めつつもそのスタンスはあくまで自然体で穏やか。しかしながら、深い洞察力と想像力で人生の1シーンを鮮やかに切りとって見せるのである。

音符冷蔵庫の中で凍りかけた愛を
温め直したいのに音符

愛は凍りかけたり、チンして温め直したりはするけど、決して腐ったりはしない。あくまで愛は保存されて残る。歌詞が上手い。

使われる言葉は、冷蔵庫とか絵とか服とか、ありふれた日常の中のもの。観念的、哲学的な言葉は一切出てこない。

きっと、決して旦那に強い口調で理想を語ったりお説教したりはしないんだろうな~、と思わせる感じ。


そんな、心地よい気持ち、それが家庭を持つ意味なのかな。

今日のところはそういうことにしておこう。

いいなぁ、山下達郎。


音符家に帰ろう~My sweet home~
(作詞・作曲竹内まりや)

恋するには遅すぎると言われる私でも
遠いあの日に迷い込みたい気分になるのよ

キスすることもなくなった初恋のあなたが
嫌いになったわけじゃないけど
素直になれないの

冷蔵庫の中で凍りかけた愛を
温め直したいのに
見る夢が違う、着る服が違う
一度は信じあえたふたりなら

心帰る場所はひとつ
いつものマイスィートスウィートホーム

幻だけの恋ならば100回でもできる
それなら二人でここで暮らそう
100歳になるまで

居心地の良さに決して甘えないで
やさしさも忘れないで
好きな歌違う、選ぶ絵も違う
でもいちばん私を知っている

見飽きたはずのあなたでも
いとしいマイスィートスウィートホーム

冷蔵庫の中で凍りかけた愛を
温めなおしたいのに
見る夢が違う、着る服が違う
一度は信じあえたふたりなら

心帰る場所はひとつ
いつものマイスィートスウィートホーム
いつものマイスィートスウィートホーム
いとしいマイスィートスウィートホーム