青春時代のJ-POP鑑賞法 | クレイジーJPOP

青春時代のJ-POP鑑賞法

 さて、それでは、歴代アルバムセールス第6位、この人たち。
Every Little Thing, 五十嵐充, 持田香織
Time to Destination

 持田香織が好きです。一見やる気なさそうなんですが、ライブの時はテンション全然違うのね。サービス精神旺盛な方だと思われます。

 ELTといえば、僕が高校時代に出てきて、1,2枚目のシングルはそこそこのセールスというか、なかずとばずでしたが、「Dear My Friend」でオリコン10位以内、4枚目の「For the moment」で1位獲得。デビュー時から注目してはいましたが、なかなかのスピード出世だったように思います。

 当時の僕は既存のアーティストの名前を一通り覚え、新しく発掘したい願望が高まっていた時で

した。当然のごとく小室サウンドの正統(?)な亜流(なんか言葉が矛盾してるかも)として登場した

彼らにすぐ関心がいきました。

 ユニットの構成もglobeに近いわけでラッパーとギタリストという違いはあれど、女性ボーカル+

楽器男×2と男女構成が同じだったわけですし。


 それにしても、思春期に聴く曲って大事ですよねえ。ある程度年月が経ってからわかることですが。繰り返し聴くものなので、無意識にその恋愛観がすりこまれたりしてね、非常に影響力が強いわけです。

 当時の自分にとっては、ELTの曲がまさに精神的な食事でもあり、新曲が出るたびに狂喜乱舞していたわけです。「For the moment」というミディアムバラード。青かった自分にはまだバラードよりもアップテンポの方が良かったけど、今は好きです。5枚目「出逢った頃のように」初の日本語タイトルでこてこてのZARD風定番曲。そろそろELTも自分好みじゃなくなってきたなー、と思いました。


 が、6th「Shapes Of Love」この微妙に音程をハズしたサビにすぐやられてしまいました。ELTの良いところはそろそろ興味が薄れてきたなー、という時点でなぜか次の魅力を出してきてくれるところ。

 恋愛の手練手管みたいな感じがしてきましたが、ま、見事にはめられていたと言ってよいでしょう。で、「Face the change」でのせておいて、「Time goes by」でトドメ。この1連の流れは、今考えるとものすごく計算されたものだったとわかりますね。でも、当時の自分はそこに乗っているのが快感以外のなにものでもなかったのです。

 そして、青春時代っていうのはなにかと夢想がちなもので、出来の悪いラブソングでも自分を投影して楽しむ、ということが可能なわけです。五十嵐充の詞ってそういう最大公約数っぽい内容のものが多いです。それでも、十分に商品としての魅力を感じていたわけで、10代の頃の感性ってすごいな、とあらためて実感するのです。