古墳時代の風習に、太占(ふとまに)や、盟神探湯(くかたち)があります。

 

太占(ふとまに)は、鹿の骨を焼いて、骨にひびを入れて、そのひびの形で物事の吉凶を占うものですが、

 

実は、この太占(ふとまに)は、現代でも、大嘗祭の際に行われているんですよ。

 

春に沢山米が実りますようにと祈るのが、祈年祭で、秋に稲穂が実って収穫し、収穫したものを神にささげて感謝するのが、新嘗祭ですが(勤労感謝の日・・・)、

 

天皇即位の年の新嘗祭は、大嘗祭と呼ばれていますね。

 

その大嘗祭の時、どこのお米にするのに、今も太占(ふとまに)で決めているんですよ!

 

凄いですね。

 

その太占(ふとまに)の担当者が、卜部一族の吉田家なんですね。

 

盟神探湯(くかたち)の方ですが、これは、熱湯で占うものです。

 

熱湯の中に手を突っ込んで、その鍋の底にある石をつかみ取る。

 

その時、もし火傷をしてしまったら、その人は、ウソツキとして殺されてしまうんですよ。

 

その盟神探湯に挑戦して成功したのが、竹内宿禰です。