「MOMATコレクション 2021年7月 加山又造、東山魁夷、高梨豊」 東京国立近代美術館その2
今回の特集は、
「鉄とたたかう、鉄とあそぶ」でした。
今回の特集は、僕が大好きな デビット・スミスの「サークルⅣ」を中心に、鉄という素材の彫刻の特集です。
デビット・スミスの「サークルⅣ」についての僕の以前の感想は、こちら。
鉄の彫刻は、フリオ・ゴンザレスから始まっているんですよね。
デビット・スミス(1906~1965)は、ゴンザレスの彫刻を知り、鉄板や鉄骨を溶接して幾何学的な面と線を組み合わせ、ダイナミックな空間を構成するという手法を取って、彫刻の可能性を大きく広げたんですね。
へー、そんな功績があったとは知りませんでした。
アンソニー・カロ(1924~2013)なども、スミスから影響されているんですね。
日本では、1950年代半ばから、鉄に取り組む彫刻家が現れ始めるんですね。
堀内正和、村岡三郎、建畠覚造、若林奮などの作品一遍に見ることが出来たのが良かったですよ。
村岡三郎は、安直なヒューマニズムを作品から排除するために鉄に向き合ったんですね。
デビット・スミスの功績は大きいですね。