「横尾忠則 GENKYO」 東京都現代美術館
を観てきました。
横尾忠則さんは、ちょこちょことは観ていても、まとめてみるのは初めてなのでとても楽しみでした。
いやー、見ごたえたっぷり。
型破りだし、サブリミナルにじわじわ迫ってくるし、とても凄かったです。
横尾忠則(1936~)、一番感じたのは、なんでもできるというか、とにかく多才だっていうこと。
ユーモアが強いPOPなイメージがつよかったのですが、意外と深いというか、重いというか、しっかり根差したものを感じました。
で、多才なのに、器用貧乏でない。
なんというか、器用貧乏なんて全く恐れず、何でもできるものを、思い切り何でもやってるって感じで、とにかくイメージが枯渇しない。この辺りは、北斎を感じました。
作品数も多く、テーマも多彩なので、注目点は多すぎるぐらいあるんだけど、
僕が特に気に入った3点について。
まず一点目は、やっぱり何といっても、一つの代名詞の、Y字路。
同じY字路でも、実に見事に多彩に描き分けているので全く飽きさせない。
素晴らしかったです。
2点目は、アンリ・ルソーのリモデル作品。これはかなり良かった。紹介したいけど画像がない。
ルソー作品を知っている人にはたまらなく面白かったです。
そして3点目は、随所に出てくる滝の作品。
そのものずばり、「滝」(1982)
という作品が、画像なくて残念ですが、なんとも、あの村山槐多の「自画像」みたいで、
凄いエネルギッシュ。
こんなにエネルギッシュな人だったんだって、ちょっと見方が変わりました。
滝のインスタレーションも、地面が鏡で、実に不思議な雰囲気で最高でした。
拾い物の画像から。
ミラクル!って感じ。
図版買いたかったけど、7500円・・・・諦めました。
いい意味で凄い裏切られた。こんなに横尾忠則が凄いとは思ってなかったです。
凄く良かったです。