「逆説の日本史 22明治維新編」 井沢元彦

を読みました。

メモメモ。


@江戸時代後半は女は自由ではなかったが、それは日本の長い歴史の中で、十分の一ぐらいの期間でしかない。朱子学の悪影響があったからだ。戦国時代などは女は自由だった。


@長州の井上馨、山県有朋は金に汚い。



@肥前人の副島種臣が批准・発効に持ち込んだ、日清修好条規は、有史以来日本を「蛮国」とみなし、対等な関係を絶対に認めようとしなかった中国と、初めて結ばれた対等条約であった。




@仏教伝来以前、「穢れ忌避」を信仰していた日本人にとって、「遺体を焼く」ことはむしろ冒どくだったのだが、ある天皇が、「今後天皇は仏教式に火葬すべし」という命令を下した。大英断といっていいだろう。それを下したのが持統天皇である。穢れを、仏教の炎で焼き尽くしてしまおうというわけだ。これ
があったから、天皇が死ぬたび都を移すことをしないで、藤原京という固定した首都が初めて日本の歴史に誕生した。