ジャン・デルヴィル(1867~1953年)は象徴主義のベルギー人画家です。
ジャン・デルヴィルはルーヴェンで家政婦の私生児として生まれたそうです。
横山大観とほぼ同い年で、いやー、ベルギーの象徴主義、全く違う画風ですね(当たり前だ!)
フェルナン・クノップフらと共にベルギー象徴主義のグループ「薔薇十字」展に出品した。ラファエル前派からの発想を得て、ベルギーにおける美学的ルネサンスを喚起することを目標とする「理想主義芸術展」を創設したそうです。
なるほど、ラファエル前派の影響は感じられますね。またギュスターヴ・モローの影響は強かった感じがしますね。
とにかく、光の表現綺麗すぎますね。
ジャン・デルヴィルと言えば、何といっても僕はこの作品。
ダム スチュアート・メリルの肖像(ジャン・デルヴィル 1892年作)
絵のモデルは、アメリカの象徴主義詩人スチュアート・メリルの夫人。
いやー、すさまじいね。
デルヴィルは、彼女のこの世ののものとは思われない奇妙な美しさ…目立った顔、赤毛の髪、ひきつった目に魅了されたとのことです。
この作品によってデルヴィルは完全な象徴主義者となり、ペラダン及び薔薇十字会の理論を実践していくことになるそうです。
オルフェウスの死(ジャン・デルヴィル 1893年作)
いやー、本物見たいなー。
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