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二泊三日で行った安房鴨川の旅、最終日は朝早く鴨川の街とはお別れし、

外房線に行くなら、ぜひまた寄ってみないとと、

土気駅まで出て、大好きなホキ美術館に向かいました。

昨年11月に初めて行ってとても気に入り、今回もとても楽しみにしていまし
た。
前回初めて行った時の感想はこちらです。


今回は、二回目の来館ですが、美術館全体を、三回廻りました。

面接試験に例えるのは、なんか偉そうでおこがましくもありますが、一次面接
じゃないけど、最初は、全作品を、さーっとすべて鑑賞しました。
前回見て感動した作品にまた会えて、うれしく感じた作品もあり、今回初めて
見る作品との出会いもとっても楽しいものでした。

そして、その中から、特に気に入った作品、気になった作品を、二次面接じゃ
ないけど、ピックアップして、二回目見て回りました。

いやー、やっぱり素晴らしい作品の数々です。この時点で二時間経過したので、
食事休憩。


そして、食事のあと、最終面接じゃないけど、この日のベストともいえる、気
に入った作品のいくつかを、じっくり鑑賞しました。


前回も感動した、大畑稔浩さんの作品や、島村信之さんの作品もやっぱりよか
ったですが、

今回、僕が最も印象に残ったのは、ポストカードの画像の真ん中、藤田貴也さ
んの「Eiko」という作品です。

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この作品、前回も見たのですが、今回改めてその素晴らしさにドキドキしまし
た。

こんな風にじっと女性から見つめられることなんてあまりないし、写実だから
本当にそばにいて見つめられているようで、本当にドギマギします。
そして、僕の方もじっと見つめ返すなんてことも、近年経験ないよなー・・・
なんて感じでした。


また、この女性の手がいいんですよねー。手が何かを語っている・・・。

もう想像するだけでドキドキしてきますね。


こうやってじっと見つめられると、なんというか、自分は孤独で自分に関心を
持ってくれる人なんて誰もいないんだ、自分のことなんて誰も見てはくれてな
いんだって思っていても、嫌そうでないよって教えてくれるような気がします。

ちゃんと、自分のことに関心を持ってくれてる人がいるんだよって、なんか安
心感、連帯感を感じるし、また誰も見ていないようでも、誰か必ず見ているよ
って、「悪いことは誰も見ていないと思ってもできやしないな」ってしっかり
しなきゃって気持ちにもさせてくれました。

なんか、慈悲に溢れる仏像を眺めるのも謙虚になれていいですが、こうゆう女
性の写実絵画を見るのも、色々感じさせてくれました。


それとポストカードの画像の右、生島浩さんの「card」という作品もとっ
ても良かったです。

なんというか、男性から見ると、女性ってただでさえ神秘的な存在ですが、占
いとか、カードをいじる女性って、本当に神と交信しているかのように感じま
す。

凄く神秘的でスピリチャルなものを感じました。なんか卑弥呼を思わせてくれ
ました。


神と交信している女性の姿って、男は覗き見てはいけないんでしょうね。なん
かじっとこの絵を見ていたい・・・でも見ていはいけないのかもしれない・・
・。
不思議で素敵で、神秘的な作品でした。


ポストカードの画像の左の作品は、今回の展示会では展示されてなかった作品
ですが、ポストカードを見て、ぜひ次回以降見てみたいなって思ったものです。
小尾修さんの「むこう Beyond」という作品です。

あーこの絵には会いたいなー。


今回もホキ美術館、たっぷり楽しませていただきました。

年に一回は行きたい美術館です。



ということで、今回の旅も終了。


素晴しい旅でした。


(終わり)

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