休み明け、もしも仕事に行けなくなったら・・・と不安がよぎることはありませんか。そうなったら、当面の生活費はなんとかなるのか。おそらく、この先の収入の見通しについて考えるのではないでしょうか。

今回は、万が一、休み明けに会社にいけなくなった場合、当面の生活は大丈夫なのか?

についてお答えしていきます。

本記事を通して、休み明けのブルーな対策のヒントにすることができます。FP歴約10年、お金に騙されてきた経験をバネに自分と同じ経験をして欲しくないと、少しでもわかりやすくお金の教養に関する情報も発信しております。


当面の生活は大丈夫なのか?

ズバリ、しばらくはなんとか暮らしていけます。なぜそんなことが言えるのか、国から支給される、知られざる補助制度があるからです。会社に属して働いている皆さんは給与から支払っているのでこの制度を受ける権利があるのです。

自分が、ケガや病気で仕事に行けない場合

【休業補償】
労働者が業務上のケガ、病気にかかった際に会社が治療費だけでなく、働けない間の生活を援助しますよという制度です。平均賃金の8割が支給されます。休業4日目から支給がスタートしますので、少し待機期間が発生します。

支給額の計算式は、直近3ヶ月分の1日あたり賃金×80%で算出されます。月額30万円でしたら、20日勤務で1日あたり1.5万円、約1.2万円が支給されます。
※1日あたりの賃金は、暦年で割ります。7-9月の場合、31日+31日+30日で割る

会社が、休業した又は従業員を休ませる場合

【休業手当】
使用者側の責任により、労働者を休ませる場合は、労働者(パート、アルバイト含む)に対して手当を支給することが定められています。平均賃金の6割以上が支給されます。支給される額の計算式は、直近3ヶ月分の給与平均×60%で算出されます。直近平均給与が月額30万円でしたら、約18万円が支給されます。

まとめ

「こんな制度があるんだ」いうことを、頭の片隅に置いておくだけでも、心の拠り所にもなります。明日から仕事でブルーですと思ったらぜひ、この記事をメンタルワクチンとして接種してみてください。