どうも。どあーふです。
2012年夏モデルが勢揃いして、XPERIAシリーズもついにxi(クロッシィ)に対応。
XPERIA GXとSXが登場しました。
XPERIA arcのアーチ状デザインが復活。
薄く、そして軽く。画面も大きくなっています。
▼さっそく買ってみた
左から、XPERIA acro、XPERIA acro HD、XPERIA GXと並びます。
半年ペースで買い換えていますが、さすがにやりすぎですね。
iPhoneと違って、1Qか半年に1つでるので、入れ替えのペースが非常に早い。
こんなに乗り換えるのは、ただの趣味の領域です。
▼外観・スペック
基本的なスペックは、XPERIA acro HDから比べたらそう大差ありません。
CPUはデュアルコア1.5GHz、メモリはRAM1GB、ROM16GBと基本は同じです。
違うところと言うと、一番のポイントは「xi(クロッシィ)」対応になっていること。
お財布(FeriCa)はありますが、ワンセグと赤外線がなくなっています。
FeriCaだけ欲しい私にとってはドンピシャ。
また、USB充電口がHDMIと兼用になっているなどポートが減っています。
あとは防水ではないので、そのあたりが違うところでしょう。
※12.08.22更新
モバイルsuicaはXPERIA GXでクレカチャージがてきません。
チャージするために開くログイン画面が真っ白ですすめなくなります。
と思ったのですがFAQをみたら、開発者向けオプションにあるGPUレンダリングをOFFにするように、とありました。
まさにそれをONにしていたからでした。
切ったらちゃんと動きました。
開発者向けなのだから、変にいじらないほうが良いのでしょうね。
しかしスクロールなど別の面ではいじる必要がありそうなところも、あるにはあります…
XPERIA GXは写真右。SONYマークがバックライトと一緒に光っています。
画面は4.6インチと、XPERIA acro HDよりもさらに大型化。
解像度は1280*720なので同じです。
画面が大きいとその分、細かいところがタップしやすくなります。
私は大きい画面は好きですが、片手で扱いづらくもなるので好みが別れるでしょう。
acro HDからの乗り換えで、明らかに違いは見て取れるサイズ変更と感じます。
そのかわり、本体が軽く、薄くなっているため手が届きやすくなっている印象。
▼Android OS4.0搭載
XPERIA GXはAndroid OS4.0が搭載されているところにも注目でしょうか。
ソフトキーが実装され、左から「戻る」「ホーム」「アプリ切り替え」になっています。
従来の「メニュー」ではなく、「アプリ切り替え」がAndroid OS4.0の標準。
一番右に「…」が見えますが、これが「メニュー」に該当します。
アプリによっては、ここにメニューが表示されないものもあります。
メニューがないときはどこでやるのかというと、画面上についていたりします。
▼操作性はどうか
従来の機種からの乗り換えで、最も慣れないであろう箇所が、このメニューキー仕様の変更。
メニューキーのほうが使用頻度は高いので、常設ソフトキーにメニューがある旧式のほうがいい。
ただ、このアプリ切替画面でアプリをスワイプするとアプリが終了できるようです。これはいいかも。
スペックはacro HDと一緒のはずですが、スクロールがちょっともたつく。
とくにアメーバアプリは、acro HDからacroに戻ってしまったのかというほどガクガク。
なぜこんなに劣化してしまったのかはよくわかりません。
ただ、アプリがOS4.0を想定して作られていない、アプリのせいという可能性も考えられます。
これについて、開発者向け設定ページのアニメーションスケールをx1.5から1.0にさげてみたり、再起動をしてみたら非常にスクロールが滑らかに快適に。
どこが具体的に悪かったのかわかりませんが、今はサクサクです。
▼LTEはまだまだ整備・発展途上
今回のXPERIA GXやSXの最大の売りは、初のLTE対応版。
docomoなのでxi(クロッシィ)の高速通信が売りです。
docomoのLTEにするときは気をつけたいのが、無料通話が全くなくなること。
月額700円で、xi端末同士で通話し放題なクロッシィトークというのがあります。
これに入っても、xi端末以外は結構高い通話料がかかります。
電話をそんなにつかわないなら、クロッシィトークには入らないのも手。
どこへかけてもいきなり通話料発生、という割り切りスタイル。
囲い込み作戦は嫌なんですけどね、やらないと客離れるのかな。
青砥駅付近:11.489Mbps
電車に乗っていたら、LTE圏内に入ったので計測。多少場所が違うかもしれません。
とにかく、ものすごく高速。これはすごい。意外と都心よりちょっと離れたところが速かったりするものです。
青砥駅というのは、わかりやすくいうと東京スカイツリー駅(押上駅)のお隣。
都内の自宅:2.124Mbps
LTE圏内だったやったーと思ったら、あんまり速くないですね。
3Gの時は300Kbpsから、良くてせいぜい1Mbps程度なので、マシではあります。
自宅には光を引いているので、wifiにすることのほうが多いです。
JR山手線 大崎駅付近:4.872Mbps
やはり、山手線など主要な駅付近であればそこそこ速くなるようです。
携帯端末としてこれくらいの速度が出ていれば、わりと高速だなと感じられます。
Wimaxも平均してこの程度なので、悪くはない。
速度は出るところでは出ますが、やはり対象となる場所が狭いとか、範囲内でも速度低下とかもありますので、LTEはまだまだ発展途上だと思います。
▼おまけの話
ばらばらなAndroid OS
XPERIA acro HDのau版はちゃんとAndroid OSが4.0にアップデートされました。
docomo版はauに遅れを取ること半月、いまもアップデートされていません。
(記事投稿からずいぶん後ではありますが、4.0に無事アップデートされました)
OSアップデートについては、キャリアとしてはできるだけ実施したくないのが本音という話をよく見ます。
うわさ話程度のものですが、まあ確かに「新しいOS」を理由に、携帯端末が売れる可能性が増えます。
また、キャリアが用意したアプリの対応とか、もろもろ手がかかります。
Androidは、iPhoneのiOSと違って、メーカもバージョンもばらばらなので管理が難しいですし。
そういった事情もわからんでもない気がします。しかしdocomoはそれでいいのかは疑問が残ります。
docomoは何年も前から「iPhone出る」と言われて出ていません。きっと今後も出ないでしょう。
ならばdocomoはAndroid OSを大事にすべきで、auに遅れを取ってる場合じゃない。
GXはauから出ていませんので、docomoで新OSをセールスポイントに売りたいのか?などと邪推したくもなってしまいますが、多分この場合はそういう理由ではないのでしょう。
超品薄の在庫
XPERIA GXは、すでに都内ではほぼ在庫なし。
次回入荷で販売終了という話もでているようで、需要に対して供給がかなり少ないようです。
一説には、使用されているQualcomm(クアルコム)社のCPUが供給不足で生産できないのだとか。
実はXPERIA acro HDでも似たような話がありました。
ところによっては、初回出荷分が捌けたらもう販売しないというショップもあったようです。
実際には供給が増えてきたら再販されるのでしょうが、今はとにかく在庫不足です。
これを考えると、そもそも供給が足りないのだから「XPERIA acro HDのアップデートを遅らせてGXを買わせよう作戦」はわざわざやる必要もなく在庫は予定通り捌けます。
docomo版だけ、acro HDのアップデートが遅れているのは別の理由だろう、ということです。
…じゃあさっさとアップデートしろと。
相次ぐ通信障害、iPhone販売は絶望的、アップデートは遅い。
こんなのが続くと、シェアが危ないのでdocomoにはいろいろ頑張っていただきたいところ。