今回はIntelの最新CPUの話の予定でしたが、動画のエンコードの続きを。
前回更新から、TMPGEnc4.0 Expressの設定に関する情報を調べてみました。
そのなかからいくらか有用な情報が得られたので試したところ、設定次第で同じビットレートでも少しは画質が上がることが分かりました。
◆詳細設定も見直すことがカギ
TMPGEncには、GOP長やBフレーム、参照フレーム数といった細かい設定ができます。
しかし、正直これがなんなのかよく分かりません。
これまで適当にデフォルトのままやっていましたが、本当はどのように設定すればいいのでしょうか。
特に謎が多そうな箇所をメインにピックアップしてみました。
![メカゴレブログ[ゲーム・PC]-110116_TMGP_01](https://stat.ameba.jp/user_images/20110116/16/war-smith/9d/f5/j/o0430039610986833165.jpg?caw=800)
[プロファイル]
Baseline、Main、Highの三つがあります。
最近のモバイルデバイス類では、Mainまで。(第三世代iPod touchなどはBaseline)
Highはプロ向けに作られたものなので、とりあえず不要。
[レベル]
自動でOK。モバイルで再生するなら、仕様に記載されたレベル指定もOK。
[動き検索範囲]
高いほど、より画質向上の可能性あり。処理時間などは増えるそうです。
[シーンチェンジ検出]
シーンの切り替わりを検出して、切り替わりを綺麗にするようなもの。
低ビットレートや、動きの多いゲーム動画などではチェックを外します。
![メカゴレブログ[ゲーム・PC]-110116_TMGP_02](https://stat.ameba.jp/user_images/20110116/16/war-smith/bd/00/j/o0430027910986812326.jpg?caw=800)
[GOP長]
「I/P/Bピクチャ」の一回りの長さを設定する箇所。
Iピクチャ:単体でひとつの画像
Pピクチャ:前のフレームを参照する。複数フレームでひとつのPピクチャになる。
Bピクチャ:前後のフレームを参照する。
PやBは、前(または前後)のフレームと比較して、変化した絵の箇所だけを記録。
変化のなかった箇所は、前の絵をそのまま引っ張って表示させてやります。
ただ、一般的な理解では、GOPで画質に変化はないという感じです。
再編集するなどの時に必要という程度の話。
設定は、デフォルトでは30程度になっていました。
検索する限り100~300に設定する人が多いようです。
[Bフレーム数]
IとPピクチャの間に、Bピクチャをどれくらい入れるかの設定です。
3程度が平均ですが、多くすると画像が乱れます。低ビットレートでは影響大。
ゲーム動画は動きが多すぎるせいか、1でもいれると映像が乱れるため、0にしました。
[参照フレーム数]
P/Bピクチャがいくつのフレームを参照するかという設定。
モバイル機器では1~3でないと再生できないものもあるようなので、基本1~3で良いでしょう。
[量子化係数]
固定量子化でエンコードする際に関係あるようですが、基本的に小さいほど高画質とのこと。
デフォルトでも小さくても、この動画で試すと画質もファイルサイズも変わりません。
2パス可変ビットレートでエンコードしている場合、デフォルトのまま放置で良いかも。
[エントロピー符号化モード]
CABACとCAVLCがありますが、CABAC一択。
モバイル機器では特に、CABACじゃないとダメだったりもします。
[サブピクセル動き検索モード]
小さい値ほど画質がよくなります。1/4固定で良いと思います。
◆という話を総合して動画を作る
さて、長くなりましたが、いろいろいじったおかげか、最初にキャプチャテストをアップした時より、少しだけ画質がよくなったような気がします。
ついでにフィルタの方で、色調でコントラストも少し上げています。
下の方に、比較用に最初にアップしたのも置いておきます。
さすがに劇的は変化ではないですが……
▼1,024kbps 最新テスト
▼1,024kbps 前回のテスト
さて、これで今度こそ一区切りついた気がします。
次回のIntel最新CPUも、実は動画エンコードに関しての情報なので、関連性は高い話になりそうです。
それでは。