著:河合隼雄「母性社会日本の病理」を読みました。 | 現代アート作家・ヤマオタケシ(TakeshiYamao)ブログ

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心理学の勉強したいなぁっと去年からずっと考えてて、通信教育?、放送大学?、っとか考えたのだけれど、とりあえず本を読もう!っと思って、お世話になっている尊敬できる友人(友人というて失礼ではないだろうか、、、)にオススメしてもらったので読んでみました。


ユング派というのでしょうか、夢を分析し患者と向き合う事を事例とともに書いておられるので、なので、寝て見る夢なんてただの記憶の整理だろ。って方には向かないのかも。




んー、一回読んだだけじゃ理解しきれないので、本について何か書くことはやめときます。

ただ、古い本だけど、古臭くなく、神話や童話に絡めて心の働き?を書いてらっしゃったり、内容そのものも「永遠の少年」や、「対人恐怖」など、これが書かれた時代と、今の時代と何も変わってねぇーなぁーっと興味深く読めました。


っと言いましても、僕自身ここ10年ほどあまり情報収集していないので、今の時代が、今の人達が、どう考え、どう生きているのか知らないので、、、なんとも言えませんが。




僕のお話になりますが、僕自身が「永遠の少年」のように時が止まって。っというよりも、自分の時を止める事により、それこそ厨二病の時期で自分の時を止める事により、自分を保てると言うか、大人になるのが怖い部分もあるんですよね。


僕の「大人」に対してのイメージが良くないのか、事なかれ主義、何気ない毎日に流されて生きる。これを悪い事だととは思っていなくて、普通に働いて、普通に家庭を持って、小さな事に一喜一憂しながら生きる。

これはものすごく素敵だなと思う反面、世間の「大人になれ」っという言葉に違和感しかなく、思春期のような感受性の強さを保っとかないと絵が描けなくなるのが怖いのと、どこか自分は「特別」だという、「俺はその辺の奴とは違うぜ!」っというこの世界の主人公を気取ってたい。のかもしれない。

あと、単純に世間に流されて生きてると、色んなことに流されて、色んなことに慣れてしまって、人のせいにしたり、小さな感謝も忘れがちだから、そこも慣れたくないし、流されたくないという想いがあります。


水の流れは、止まったら腐るから、流れるのは大事なんだけどね。


「永遠の少年」について本書からの引用---とにかく、いろいろ考えてみるが、いまだその時が来ない、いまだ本物が見つからない、と常に「いまだ」の状態のおかれたままでいる。

ところが、ある日突然、この少年が急激な上昇をこころみるときがある。偉大な芸術を発表しようとしたり、全世界を救済するために立ち上がる。

そのときのひらめきの鋭さと、勢いの強さは時に多くの人を感嘆せしめるが、残念ながら持続性を持たぬところがその特徴である。---

前後の話を省略しているので「ふーん、そっかそっか」程度に読んでもらえたらなと。


これ読んだ時に、まさしく「俺じゃん!」っと一気に本の内容に引き込まれました。




もっと、この本に書いてある事をフューチャーして、1つ1つ自分の考えを書いていきたいとこだけども、「永遠の少年」という言葉に一番の興味をそそられたので、そこだけ自分自身の事を書いておきました。




マザーグースや、浦島太郎のお話、神話にと、著者の「自由連想」というのも面白いなと。


どんなお話も、語り継がれてる話を深読みというか自由連想して読んでいくのも面白そうで、今後、少し本の読み方が変わりそうだなぁ、神話を深読みして読んでみようっという気持ちになってます。




西洋と東洋での「心」というモノの捉え方違い、自我への考え方の違いを海外で絵を売っていくには、西洋人の心にどう絵をアピールするか良い勉強になるかもと最後に思った。


読んでる時はそんな事は考えず、知的好奇心のおもむくままに読んでたわけだが。