ナガオカケンメイ×新見 隆 トークイベント「大分県立美術館を語る」<前編> | あんてな手帖~和POP雑貨 あんてなへの道~

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金ナシ、コネナシ、経験ナシ。おまけに家庭はアリのサラリーマンが「雑貨屋を開く」という夢を叶える物語。「和POP雑貨 あんてな」オープンへの道とそれからの未知。







またまたご無沙汰してしまっております。




相変わらずバタバタしてる毎日で、


「文章書きたい欲求」がムクムク沸いているのにも関わらず、


なんやかんやで更新が途絶えておりました。




今日は、


先日、大分市の赤レンガ館で開催されました、


ナガオカケンメイ×新見 隆 トークライブ「大分県立美術館を語る」


参加した時の事を書きたいと思います。


・・けっこうな時間が経っているので、取ったメモと記憶を頼りに・・(汗)







金曜日の午後。


無理矢理に半日有休を取り、


大分市の「赤レンガ館」へ。


昔からその存在は知っていましたが、初めて中に入りました。




13:30スタートでギリギリ到着。


2階の大ホールの外で受付を済ませると、


会場内にはすでにたくさんの人が。


取材用のテレビカメラもいくつか。




長机+イスの席が埋まっていた為、


そそくさとイスのみの席へ。


が、しかし。


これはメモが取り辛い・・!


失敗しました。


でも開始直前に到着したのだから仕方がない。




周りを見渡すと、


ノートパソコンやICレコーダーを取り出すツワモノの姿も。


ルールやモラルの範囲内でこういうアイテムを活用するのもアリですね。








着席してほどなくイベントスタート。


司会の方がお二人を招き入れる。




前半はナガオカケンメイさん個人のプレゼンタイム。


映像や写真のスライドを見ながら、


ナガオカさんのこれまでと現在の活動をさらっと追いました。




元々はデザイナーとして、


社会にとっての「刺激物」を作っては、


消費される日々を過ごしていたそうですが、


「ロングライフデザイン」という考え方と出会い、


デザインの道の駅デザインの観光案内所を作ろうと思い立ち、


2000年に「D&DEPARTMENT」の第一号店となる東京店をオープン。




★D&DEPARTMENT TOKYO

http://www.d-department.com/jp/shop/tokyo/




その後、二店舗目を大阪に出店。


ここは僕も二度ほど足を運んだことがあります。


(超素敵空間でした)




そうして活動を続けていると、


北海道から手が挙がり、今度は山梨から手が挙がり・・


しまいには鹿児島の大手デパートのリノベーションに伴う


プロデューサーとして白羽の矢が立ち、


現在は渋谷ヒカリエ内にも「d47(travel、食堂、MUSEUM)」を出店。


「D&DEPARTMENT」としては今年2月にオープンした


福岡店が最新の店舗となります。(直営店としては3店舗目)








中でも特に興味深かったのは、


先にも述べた北海道や山梨、静岡、沖縄と広がっていっている


フランチャイズ展開の話。




「フランチャイズ展開」なんていうと、


いかにもナガオカさん率いる「本部」が商いの形をキッチリと作り、


それを運営してもらう、というイメージになりそうですが、


実際はと言いますと、そもそも一号店の東京店で


いわゆる「儲かる仕組み」なんて確立できていなかったらしく、


(ナガオカさん本人もそのつもりだった)


手を挙げた地方の方達にも「儲からないから辞めた方がいいですよ」


忠告してあげていたそうな(笑)




それでも結果的にパートナーの方達が


その手を降ろさなかったのは、


ナガオカさんの想いをしっかり受け取り、


同じような問題意識を抱えていたからでしょう。




デザイナー畑のナガオカさんが創った「D&D」とはまた違い、


飲食店が創る「D&D」、はたまたメディア関係の企業が営む「D&D」等々、


その特性と強みを活かした店舗が出来ていったそうです。




例えば、


メディア関係の店舗だと、


ワークショップやトークイベントを行うとなった時に、


まず告知ツールには事欠きません。


さらに、実施した様子をテレビで放映したり、


新聞やフリーペーパーで大きく取り上げてもらったというメリットまで。




それぞれが自分達の持ち味を活かしつつ、


でもその根幹にある軸はブラさずに


同じ看板を掲げているっていうのが


なんだかとてもカッコイイ事だなと思いました。








たった一人の熱狂から、


今やこんな熱いムーブメントが全国各地で起こっているわけですが、


当のナガオカさん本人はあまり意に介してないというか、


ゆったり構えている感じなんですよね。




今まで本やブログ等の文章を読ませていただいていて、


けっこう厳しめな方なのかなと思っていたのですが、


実際にしゃべる姿を見ると、


意外と柔らかい印象を受けました。


ただ、あれだけの事をされているので、


やっぱりその「芯」はとても強いものをお持ちなんだろうなと。


そのバランス、大事なことだと思います。




そんなナガオカケンメイさんのプレゼンが


「大分の皆さんも、ぜひ一度 D&DEPARTMENTへお越しください」


という言葉で終了。


その言葉、しかと受け止めました。








続いてはいよいよ


大分県立美術館 館長、新見 隆さんとの対談になるのですが、


ここでいったん休憩が。




というわけで、


このブログもここでいったん休憩し、


次回に続きたいと思います☆