本日(7/11)18時30分~19時ごろ、

茨城県境町や千葉県野田市などで

積乱雲に伴う突風被害が発生しました。

 

わぴちゃんはいつものように積乱雲を撮影していたため、

その突風の一部始終を目撃することになりました。

 

積乱雲撮影歴10年以上のわぴちゃんは、

数多くの突風を経験してきましたが、

その中ではトップクラスの激しさでした。

 

まず突風発生時の映像です。

 

 

安全を確保したうえで動画撮影を開始したため、

準備に時間がかかりピークを若干過ぎつつある感じですが、

それでもかなりの威力であることが分かります。

突風は強くなったり弱くなったりを繰り返しながら持続し、

車が激しくガタガタ揺れました。

 

漏斗雲や風の渦巻などは確認できませんでした。

そのためダウンバーストかガストフロントでは?と思っています。

 

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この突風が来る前に撮影した雲の様子を紹介します。

 

◆18時15分ごろ

この時点ではまだアーチ雲はそれほど目立ちませんでした。

 

◆18時20分ごろ


アーチ雲がかたちづくられはじめ、

積乱雲の底の方が黒雲の帯のようになってきました。

 

◆18時23分ごろ

積乱雲に接するアーチ雲の上部がツンと山型にとがり

その上に頭巾雲のような小さな雲ができています。

 

◆18時28分ごろ

 

◆18時35分ごろ

アーチ雲がどんどん発達し、地層のように

何重にも積み上げたような姿になってきました。

 

◆18時39分ごろ

急に夕日が出てきましたが、

嵐は確実に近づいてきています。

 

このようなアーチ雲は、まるで棚のように見えるため、

棚雲(shelf cloud)という別名もあります。

 

◆18時41分ごろ

 

 

世紀末感たっぷりの雲…です(^-^;)

 

◆18時43分ごろ

雨柱とともによく見ると土煙が立っています。

この土煙が突風の先端です。

 

その後ほどなくして、冒頭のような状態になりました。

 

ご参考までに

18時40分頃の気象レーダーの様子を載せておきます。

(※レーダー画像は気象庁ホームページより)