ブログのサムネイルに使ったこの2つの植物、

どちらもとてもよく似ていますね。

 

 

まったく同じ種類のように見えますが、

片方はその辺の道ばたにたくさん生えているもので、

もうひとつは、雑穀として食用に栽培されるものです。

 

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答え…つまり、食べられるのは(2)です。

 

 

(1)オヒシバ(Eleusine indica)

(2)シコクビエ(Eleusine coracana)です。

 

分類上はどちらも同じ仲間(イネ科オヒシバ属)の植物です。

 

冒頭の写真は花の時期に写したものです。

この段階だとどちらがどちらか、

区別がつかないほどそっくりです(^-^;)

 

 

穂だけではなく、茎や葉の雰囲気までそっくり!

茎が平たくて硬く、踏まれ強くなっている点もおんなじです。

強いて言えばシコクビエのほうが全体的に大型です。

 

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ただ、穂が成熟してくると、

だんだんちがいがはっきりしてきます。

シコクビエの穂はタネが大きく丸く膨らみ、

穂のツブツブ感が目立ってきます。

 

オヒシバは成熟してもタネは小さいままで、

ツブツブ感はありません。

 

 

 

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シコクビエはインド原産の1年草。

日本にはかなり古い時代に中国経由で渡来し、

中山間地を中心に栽培されてきました。

名前は四国地方で栽培されていたことにちなむものの、

現在国内ではあまり栽培されておらず、

見る機会も少ないかもしれませんね。