現在、日本の東海上にある台風第8号。
この台風は東からやってくるという
異例のコースをたどる予想となっており、
明日から明後日にかけて、東日本を中心に
雨風が強まる予想となっています。


こんなときに現れやすいのが「派手な夕焼け」です。
本日(26日)夕方、台風接近を告げるかのように

鮮やかな夕焼けが現れました。

 

 

 

 

 

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一般に夕焼けは晴れとされていますが、
これは西の空に雲が無く

夕日がきれいに見えている状態です。
夕焼けの色は西の空に限定され、
色味もあまりどぎつくならないのが普通です。

それに対して、古くから荒天を告げる
夕焼けとして言い伝えられているのは、
次のような特徴を持ったものです。

空の広範囲、ときに東の空まで夕焼け色
思わず息を呑むような「映える夕焼け」
黒雲がところどころに混じる(どす黒い夕焼け)
空の広い範囲が混とんとしている
日没後も雲の焼けがいつまでも残る…など

ただこれは、そこそこ当たるものの

そこそこハズれるものでもあります。

最新技術の結晶である今の天気予報と、
古くから伝承される観天望気(空などから天気を予想)、
両方をうまく組み合わせることで、

より深く天気を知ることができると思います。
 

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以下、参考までに夕焼けと
雨や風・荒天を結びつけたことわざの例を
ピックアップして紹介しますね。

 

夏の夕焼け洪水・大水
夏の夕焼け船つなげ
夏の夕焼けは川渡るな
夏の夕焼け川端に牛つなぐな

夕焼けが赤すぎると雨
真っ赤な夕焼けは風の吹く前触れ
東の夕焼けは大風
血の夕焼けは風雨


夕焼け出なくて雲が赤くなると風が吹く
日暮れの雲焼け(※)、明日の風
  (※)雲焼け…夕焼けで雲が赤く染まった状態

夕焼けが赤黄色に焼けると雨
夕焼けが紫色だと雨

夕焼けの黒ずんだのは雨の兆し
夕焼けが消えるとき黒ければ雨
夕焼けが黒く変われば雨
夕焼けに黒雲がかかると雨