豆の甘煮によく使われる花豆(はなまめ)。
花豆にはさまざまな品種がありますが、
代表的なものとして、
紫に黒いぶち模様が入る紫花豆と、
真っ白な白花豆の2つがあります☆
今回はこの2つの花豆が
どんなお花を咲かせるのか紹介します。
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花豆の正式な和名は
ベニバナインゲン(Phaseolus coccineus)。
マメ科インゲンマメ属に分類され、
サヤインゲン(Phaseolus vulgaris)などと同じ仲間です。
涼しい気候を好むため、
収穫して食べるとなると適地は限られますが、
花を観賞するのみであれば、
いわゆる中間地・暖地の地域でもいけます。
ベニバナインゲンは、名前の通り、
朱色~緋色の鮮やかな花を咲かせます。
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ところで冒頭で、花豆には紫花豆と白花豆があると書きました。
このうち紫花豆の花は緋色~朱色です。
ところがなんと白花豆は、白い花を咲かせるのです。
そのことから、シロバナハナササゲ(※)とも呼ばれます。
分類上はベニバナインゲンの白花品種(f. albus)という位置づけです。
(※)ハナササゲはベニバナインゲンの別名のひとつ
花色とその後できる豆の色がリンクしているなんて面白いですね。