ギシギシ雑種の記事、第2弾は

アイノコギシギシ(Rumex crispus x R. japonicus)です☆
これもほとんどの図鑑には載っていないし、

写真情報もまず見かけないものかもしれません。

 

アイノコギシギシはギシギシナガバギシギシの推定雑種で
両方を足して2で割ったような中間的な姿をしています。
結実率がとても悪く、果実の発達具合がまばらです。
果実の成熟期になると、茎についているものも

わずかな振動でぽろぽろと落ちてしまうため、

標本作成時にはとても泣かされる存在です(>ω<。)




この状態になれば雑種だとわかりますが、
果実のできはじめくらいまでの段階だと…



これはギシギシ?ナガバギシギシ? 雑種? どっち?
と、めちゃくちゃ悩まされるかもしれません。

両親(ギシギシ、ナガバギシギシ)ともに
葉の裏の葉脈上は突起がなくつるつるです。
そのためアイノコギシギシも葉の裏はつるつるです。


あと、例によって「大きくなった花びら」の比較も載せておきます。



*ギシギシ関連はブログ内カテゴリー「ギシギシ類」にまとめています(*´▽`*)

染色体による判定は行っておらず、外部形態や周囲の分布状況などからの
「推定雑種」だという点はあらかじめご了承ください(*v_v)o
もしご指摘等ありましたら大歓迎です☆