岸本尚登作 黒木(接ぎ木)真壁強化張り

 

和於屋では定番となってきた「接ぎ木」の黒木三線。

 

接ぎ木の棹の為、当初は音色が心配だったが、強固に継がれているので、

無垢材とそん色のない音色を醸し出している。

塗は当店で行っているので、接ぎ木が解らないように塗装した。

胴は強化張りだが、ポリエステル弦の効果で蛇皮本張りに近い音色になっている。

これまでは黒木で10万円を切ることを目指してきたが、

今回より少し棹の原価が値上がりしたため、

10万円を切れなくなったのが、残念だ。