令和6年末にご依頼を承ってから4か月が過ぎました。
今月末ころにはお客様へ引き渡しができると思います。
天候不順が続き、予定が一か月ほど伸びました。
「上」や「五」にあったへこみキズは塗装の下地材までで棹本体には達していませんでした。
塗装を剥いだ時は本当に安堵しました。
親泊氏はどちらかと言えば「真壁型」がお得意だったように記憶しています。
この棹の様に与那城型は少ないと思います。
親泊氏がご存命なら、楔張りの胴をお願いしたかったと思います。
それが叶わないのは残念でなりません。
しかし、ご依頼主のご家族が亡きお母さまの御意思を継いで、
三線をやってみたいと仰っておられます。
三線に携わる者として、このように嬉しい事はありません。
今後とも何かとご協力させて頂きたいと考えています。