和於屋の2月塗いなし三線 第三弾 真壁型!

今月は上質縞黒檀の塗いなしをご案内してきた。
二月の最終は真壁型。
この型は名工といわれた真壁氏が生んだと言われ、棹は比較的細目。
天は横から見ると中弦のカラクイあたりから曲がりはじめ、糸蔵は短いのが特徴。


三線の中でもっとも優美とされ、「開鐘(けーじょう)」とよばれる名器は、真壁型に限られる。

夜明けにつく寺院の鐘のことを開鐘(あるいは開静鐘)といい、夜明けの鐘は遠くまで響いた。
それにちなんで、真壁型のすばらしい音色をもつ三線のことを「開鐘」と命名したと伝えられている。