和於屋三線の次の一丁は鉄木の三線。

 

岸本尚登作 鉄木 知念大工型 蛇皮強化張り

鉄木は【鉄刀木 たがやさん】とも呼ばれ学術名はキレット、ボンベイブラックウッドと言う。
マメ科の広葉樹で、マレーや東インドに自生。

オイル仕上半艶消しの黒檀知念大工型 強化張り三線です。

作は岸本尚登氏で棹の塗装は和於屋です。

塗装膜が無く、オイルを浸透させて磨き上げた仕上なので、

響が多く、黒木三線に近い量です。

また、木材の質感が残っており、半艶消しの為に手触り柔らかで手の滑りも滑らかです。

響がダイレクトに出ているのと、ポリエステル弦との相乗効果で、

強化張りながら蛇皮本張りに近い音色を醸し出しています。

ゆし木実入り三線を和於屋でアップするのは久しぶりです。

ゆし木は「イスノキ」とも呼ばれ、沖縄では防風林などに活用されている。

ゆし木の詳細については和於屋のページをご覧くさい。

「希少なゆし木三線」

 

ゆし木の音色は独特で黒木や黒檀・紫檀などとは一線を画す。

響はあるものの、煌びやかな高音がない。

「高音が伸びないボケた音色」と酷評する人もいる。

だが。不思議とゆし木三線の人気は高い。

 

黒木や黒檀にはない、穏やかな音色が人気の秘密だと思う。

ゆし木三線を奏でていると不思議と気持ちが落ち着くような感がある。

穏やかな音色のゆし木三線にポリエステル弦を着けているので、

強化張りでも穏やかさが阻害されることはなく、

ゆし木三線本来の音色を醸し出している。